プロのマンガ家向け新しいワンルーム型シェアハウス「日野トキワソウスタジオ」がオープン

新しい居住空間「日野トキワソウスタジオ」

東京都日野市に、現役のマンガ家を対象とした新しいワンルーム型シェアハウス「日野トキワソウスタジオ」が2024年9月にオープンします。このプロジェクトは、特定非営利活動法人LEGIKAが展開する「トキワ荘プロジェクト」の一環として位置づけられており、マンガ家が快適に制作活動を行える居住空間を提供します。

トキワ荘プロジェクトの背景

トキワ荘プロジェクトは、これまでシェアハウスタイプでの運営を行ってきましたが、「日野トキワソウスタジオ」では、個々のプライバシーを尊重したワンルーム形式にシフト。これにより、プロのマンガ家や急成長中のクリエイターが、独立した空間で制作活動に専念できる環境が整えられています。

この新しい形態は、既にプロとしてのキャリアを持つマンガ家にも利用可能で、より多くのクリエイターが集まり、相互に刺激しあえるコミュニティを目指しています。プロデビューを目指す新進気鋭の漫画家たちにとって、最適な成長の場となることでしょう。

「日野トキワソウスタジオ」の特徴

このスタジオには、キッチンやバス、トイレといった水回りが完備されています。また、住人間の交流を促す共通リビングが設けられており、日々の生活の中で自然とコミュニケーションが成り立つ仕組みになっています。居室は約23〜25㎡の広さがあり、快適な居住環境が整っています。

近くにはJR中央線の豊田駅もあり、交通の便も良好。新宿駅までは中央特快を利用すれば約34分というアクセスの良さも魅力です。地域の利便性が高いことから、ショッピングモールなども近隣にあり、生活の質が維持されます。さらに、ペットを飼えるオプションも魅力の要素となっており、居住者にとって心地よい空間となることが期待されています。

コミュニティとクリエイティビティ

「日野トキワソウスタジオ」では、クリエイター同士のネットワーク形成が重要視されています。居住者は、お互いにアシスタントを依頼しやすい環境が整っており、共同イベントなども計画されているため、スキルや情報を共有する機会も多くなります。このような他の職業のクリエイターとの交流が、マンガ制作の幅を広げるきっかけとなるでしょう。

LEGIKAの新たな挑戦

LEGIKAは、「レジカスタジオ」というマンガ制作サービスをも展開しています。2023年からはIPプロダクション事業にも参入し、商業マンガ作品の制作にも力を入れていく方針です。今後は、居住・制作機能を結びつけ、実力派のマンガ家と共に優れた作品を持続的に生み出すことを目指しています。

新しい生活空間の開設とともに、プロのクリエイターが集まり、切磋琢磨する場所としての「日野トキワソウスタジオ」に期待が寄せられます。今後、どのようにこの空間が発展し、マンガ業界に貢献していくのか注目です。