新コスモス電機が地域参加の津波避難訓練を実施
2025年12月3日、新コスモス電機株式会社が大阪市淀川区の淀川工場で地域住民参加の津波避難訓練を初めて実施しました。この訓練の目的は、地域の安全確保を図ることにあり、参加者は地域住民や会社の従業員を含めて計180名に達しました。
津波避難訓練の背景と目的
新コスモス電機は、近隣地域の津波避難ビルが限られている中、地域の人々の安全確保に貢献するためこの工場を津波避難ビルに指定しました。この訓練では、実際の避難誘導や収容能力の確認を行い、災害時に迅速かつ安全に地域住民を受け入れる手法を検証しました。参加者は地域住民や淀川区役所の職員、福祉関係者などが含まれ、様々な視点からの意見を反映させることができました。
訓練の流れと内容
訓練では、参加者が工場の6階に避難する際の誘導と避難経路の確認を実施しました。また、淀川区役所やALSOKからの講評もあり、実際の避難時間や行動の安定感について評価されました。具体的には、避難誘導がスムーズであったことが強調され、参加することで地域の防災意識を高めることができたという意義も示されました。
地域住民の反応
訓練に参加した地域住民からは、「このような地域参加型の訓練は貴重な機会であった」との声や、「実際の避難行動を通じて不安感が解消された」との反響がありました。さらに、地域企業との連携を期待する意見も見られ、今後の防災活動に対する期待が高まりました。
今後の展望
新コスモス電機では、保安機器メーカーとして「安全・安心・快適な環境創り」を使命として掲げており、定期的な訓練を通じて地域の防災体制の強化を目指しています。これからも地域住民との連携を続け、実際の災害に備える取り組みを進めていく意向を表明しています。
新コスモス電機の概要
1960年に設立された新コスモス電機は、家庭用ガス警報器や産業用ガス検知器の開発、製造を行う企業であり、国内シェアのトップを誇ります。今後も安全対策に注力し、地域社会のニーズに応えながら製品の開発に取り組んでいく考えです。
新コスモス電機の活動を通じて、地域が一体となって災害リスクを軽減する未来が期待されます。
会社情報
- - 会社名: 新コスモス電機株式会社
- - 所在地: 大阪市淀川区三津屋中2-5-4
- - 代表者: 髙橋 良典
- - URL: 新コスモス電機