リセとGVA TECHが手を組み、法務DXサービスを強化へ

リセとGVA TECHが業務提携、法務業務を改革

株式会社リセ（東京都千代田区）とGVA TECH株式会社（東京都渋谷区）が業務提携を結び、企業の法務業務におけるDX（デジタルトランスフォーメーション）を進めることを発表しました。双方の強みを活かすことで、より専門的で総合的な法務サービスを提供し、企業の業務負荷を軽減することが目的です。

提携の背景

最近の企業法務は、契約業務を中心にますます複雑化し、高度化しています。特に企業法務部門以外でも契約書の作成やコンプライアンスに多くのリソースを費やしていることがアンケート調査から明らかとなっています。この結果、全社的な法務関連業務の効率化が急務とされています。特に、最近では生成AIなどの先進技術を用いて、業務の効率化を図る企業が増えており、法務DXの必要性は高まっています。

提携の内容

業務提携の第一弾として、リセが開発した契約書レビューサービス「LeCHECK」と、GVA TECHの法務オートメーション「OLGA」が統合され、相互に販売パートナーシップを構築します。これにより、リセは「LeCHECK」の先進技術を、GVA TECHは「OLGA」の法務オートメーション機能を活用し、企業にとっての多様なニーズに応えるサービスを提供することができます。

GVA TECHが提供するAI契約レビューは自社基準に基づくものでありますが、リセの「LeCHECK」は専門的な法的知見を取り入れたAIレビューを行い、特に英文契約書のレビューに強みを持っています。この協力により、企業は自身のニーズにより合った選択肢を持つことになります。

さらに、リセは「LeCHECK」に加えて、GVA TECHの「AI法務アシスタント」や「契約管理」機能なども推進することで、全社的な法務DXに必要な機能を網羅し、企業法務の質と効率化を同時に向上させます。

両社のコメント

リセの藤田美樹社長は、「このたびの業務提携により、両社が持つ契約業務のノウハウを共有し、さらなる価値を提供できると考えています。法務部門の効率化と全社の業務生産性向上を支援していきたい」と意気込みを語りました。

一方、GVA TECHの山本俊代表も「企業が契約業務の負担を軽減し、より質の高い法務サービスを利用できるよう、最適なソリューションを提供します。リーガルテックの普及にも貢献していきたい」と述べました。