子育て世帯のキャンプ事情:コロナ禍以降に始めた家庭は55%!
国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が実施した「いこーよファミリーラボ」の調査によると、コロナ禍以降にキャンプを始めた子育て世帯が全体の55%を占めていることがわかりました。
2020年のコロナ禍は、ソーシャルディスタンスが求められ、人が集まるイベントや屋内での活動が制限されたため、全国的にキャンプブームが巻き起こりました。子育て世帯においても、この頃にキャンプを始めた家庭が多いようです。
なぜキャンプを始めたのか?
子供とキャンプを始めた理由として、約6割の親が「自然の中で子供と触れ合いたかったから」や「子供にアウトドアの楽しさを教えたかったから」と回答しており、自然やアウトドア体験を通して子供と過ごす時間を大切にしたいという気持ちが強いことがわかります。
さらに、約3割の親が「子供に自然環境について学ばせたかったから」と回答しており、キャンプを通じて自然との触れ合いを通した教育的な効果を期待していることがうかがえます。
キャンプの思い出は家族の絆を深める
実際にキャンプに行ってよかったと感じた体験について、多くの親が「テント設営や撤収など、子供にも仕事を割り振り、家族一丸となって動くことで、ファミリーでの一体感が増しました」「普段見せない父の虫に強い姿など、日常では見られない姿を見せることができたのも良かった」といったコメントを寄せ、キャンプが家族の絆を深める貴重な機会になっていることがわかります。
忙しい現代社会におけるキャンプの現実
一方で、直近1年間でキャンプに行った回数を聞くと、「0回」が42.3%と最も多く、続いて「1回」、「2回」という結果になりました。キャンプを始めたものの、頻繁にキャンプをすることは難しい家庭が多いようです。
キャンプに行かなかった理由として最も多かったのは「忙しくて時間が取れない」という回答で、次いで「子供の学校や習い事の予定が多い」という回答が挙がりました。現代の家庭は、仕事や子育て、子供の習い事など、様々な予定で多忙を極めているため、まとまった時間が必要となるキャンプの実施は容易ではないようです。
キャンプへの関心は依然高い!
しかし、忙しい中でも、2024年内にキャンプに行く予定がある、または行きたいと思っている家庭は7割を超えています。キャンプへの関心は依然高く、機会があればキャンプを楽しみたいと考えている家庭が多いと言えるでしょう。
まとめ
今回の調査結果から、子育て世帯は、自然との触れ合いや教育的な効果を期待してキャンプを楽しみたいと考えている一方で、仕事と子育ての両立や子供の習い事など、多忙な日常生活の中で、まとまった時間が必要となるキャンプの実現を難しく感じていることがわかりました。
アクトインディ株式会社は今後も、「いこーよファミリーラボ」を通じて、親子のリアルな声を反映したサービス提供を続けていくとのことです。