熊本の高校が新しい進学の選択肢を提供
熊本県内の県立高校が「地域みらい留学」プログラムに参加し、全国の中学生に魅力ある学びの環境を提供します。本プログラムでは、169校以上の公立高校から自分の興味に合った学校を自ら選択し、進学先の地域で3年間暮らしながら学ぶことが可能です。これにより、地元を離れ、異なる地域での生活と学びが融合した新たな学びのスタイルが実現します。
参加校と地域に根ざした学びの魅力
熊本県からは、「熊本県立小国高等学校」、「熊本県立芦北高等学校」、「熊本県立上天草高等学校」、「熊本県立矢部高等学校」、「熊本県立天草拓心高等学校 マリン校舎」、「熊本県立南稜高等学校」といった6校が参加します。これらの学校は、自然や文化に根差した教育の魅力を発信し、未来を担う人材の育成に貢献しています。
地域みらい留学とは?
この制度は、従来の進学スタイルとは対照的で、中学生が自分の興味を持つ地域に移り住み、学ぶ機会を得るものです。少子化が進む地方にとって、留学生を受け入れることは地域の未来を創造する重要な取り組みでもあります。
地域に根ざした教育環境を利用し、少人数のクラスで個別のニーズに応えるプログラムにより、生徒の個性と自立心を育てることが可能です。これまでに3,192人の学生がこの制度を通じて新しい学びの経験をしています。
学校進学フェスについて
8月には東京と大阪で「地域みらい留学高校進学フェス」が開催されます。参加する中学生や保護者は、対面またはオンラインで各学校の教員や在校生と直接話すことができる良い機会です。このイベントでは、各校の学校説明、個別相談、ワークショップなどが行われ、各学校の特徴を理解することができます。
開催日程
東京: 6月21日、22日、8月23日、24日
大阪: 7月12日、13日
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オンライン: 7月5日、6日、8月2日、3日、9月27日
参加するための予約は公式サイトから可能で、参加費は全て無料です。
熊本県立高校が提供する多様な学び
熊本県では、各高校が産学官連携を通じて地域や社会の発展を支えるプロフェッショナルハイスクールや、先進的な理数教育を行うスーパーサイエンスハイスクールなど、特色ある学びを展開しています。特に、TSMCの進出にともない新設された半導体情報科などは、社会のニーズに応える重要な学科です。
さらに、熊本県立水俣高等学校では、全国初となる半導体情報科が2025年度に、熊本県立高森高等学校では新たにマンガ学科が2023年度に設置されます。これらの学科では、地域の企業との連携を深めた実践的な学びが提供され、生徒たちは実際のプロからの指導を受けることができます。
未来を見据えた熊本県の教育
熊本県では、全50校の魅力を紹介するためのパンフレットも作成しています。教育の最前線を知り、未来に向けた進学を考えるきっかけを提供することを目的としています。興味がある方はぜひ、熊本県立高校徹底ガイドをチェックしてください。
公式サイト:
熊本県立高校全50校徹底ガイドBOOK
熊本の未来を一緒に描いていくために、この新しい機会をどうぞお見逃しなく!