受験生誘致新試み
2024-07-23 09:40:17

中学2年生が挑む受験生誘致ブランディングの新試み

中学2年生が挑む受験生誘致の新試み



2024年7月4日、東京都千代田区にある九段中等教育学校では、特別な職場体験ワークショップが開催されました。このワークショップは、母校への受験者を誘致するためのキャッチコピー制作をテーマに、株式会社揚羽が主催しました。中学2年生の生徒たちが、将来的に受験に興味を持つ小学生たちをターゲットにして、効果的なブランディングに挑戦する機会となりました。

九段中等教育学校のキャリア教育プラン



九段中等教育学校では、主体的に学び、行動する力を養うためのキャリア教育プランの一環として、職場体験を実施しています。この取り組みにより、九段中等の生徒は都内の企業や飲食店を訪れ、実際の業務を体験することで学びを深めています。2022年から始まったこの職場体験プログラムは、今年で3年目を迎え、特に2010年生まれの“α世代”に焦点を当てています。

受験生誘致を目指すキャッチコピー制作



この日のワークショップでは、まず生徒たちはターゲットとなる小学生の定義から始めました。各自の意見を出し合い、ターゲット像を具体化していく作業は非常に重要です。「千代田区在住」、「バレーボール好き」「人気YouTuberに憧れている」といった特徴を挙げ、受検を考えている小学生のボキャブラリーをすり合わせました。

次に、競合他社にあたる受験校の情報をヒアリングし、九段中等の強みを引き出すことにも取り組みます。この過程では、理科教育設備、運動行事、特にバレーボール部などの特長が挙げられました。これらの情報をもとに、それぞれの生徒は自校の魅力を際立たせるキャッチコピーの制作に取りかかりました。

独自の魅力を盛り込んだキャッチコピー



生徒たちは、ターゲットに響くように、それぞれの視点でキャッチコピーを考案します。例えば、英語教育を強調し、英語を用いたコピーを制作した生徒もいれば、バレーボール好きに向けて盛り上がるようなフレーズを用いた生徒もいました。他の生徒は運動行事の豊富さをアピールし、自分自身の成長を想像させる言葉を選びました。こうして、ただの言葉の選定にとどまらず、フォントやデザインにまでもこだわる真剣な姿勢が見受けられました。

生徒たちの声



参加した生徒たちはこの体験を通じて多くのことを学びました。一人の生徒は、「ターゲットを細かく決めるプロセスが驚きだった。漠然としたイメージではなく、具体的な人物像があった方が考えやすかった」と振り返ります。別の生徒は、「キャッチコピーのアイデアをただ作るのではなく、考えを組み立てていくプロセスが楽しかった」と楽しさを語りました。また、最後に言葉を紙に表現する作業が特に楽しかったと述べる生徒もいました。

学校の理念と背景



九段中等教育学校は、大正13年に設立された伝統ある学校です。「豊かな心 知の創造 未来貢献」を教育の理念として掲げています。主体性を持った教育を通じて、日本や世界の問題解決に積極的に取り組む未来志向の人材を育成することを目指しています。

今回の職場体験は、生徒たちに実践的な思考力や表現力を養う貴重な機会となり、彼らの未来にとって重要なステップとなったことでしょう。株式会社揚羽の取り組みが、今後も多くの生徒に新たな学びの場を提供していくことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社揚羽
住所
東京都中央区八丁堀2-12-7 ユニデンビル3階
電話番号
03-6280-3336

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