バングラデシュの教育支援プロジェクト
ACEF(アジア教育振興協会)は、バングラデシュにおける初等・中等教育の支援を1990年から行っています。この団体は、BDP(バングラデシュ開発プランナー)と共に、貧困層や障がい者、少数民族の子どもたちに教育の機会を提供することを目的として活動しています。新たなビジョンとして「一人ひとりの尊厳が大切にされ、共に生きる喜びを感じられる社会を目指す」という理念のもと、現地の多くの子どもたちの未来を拓こうと日々奮闘しています。
感謝の退職金支援プロジェクトの始まり
この度、ACEFの学生グループであるACEF Youthは、BDPスクールの先生方への感謝を込めて、退職金を渡すためのクラウドファンディングを立ち上げました。彼らの計画には以下の二つの目的があります:
1. これまで様々な支援を行ってくださった先生方に感謝を伝えたい。
2. 退職する先生方への支援として、少しでも助けになりたい。
プロジェクトの詳細や支援方法は、
こちらのリンクから確認できます。
現在の教育環境と問題点
BDPは、これまでACEFからの資金援助に依存してきましたが、最近の寄付金の減少により、全国42校の学校の運営が難しくなっています。この結果、昨年末には14の学校が閉校され、その影響で31명의先生方が退職せざるを得ない状況にあります。
今のところ、BDPには退職金制度が存在せず、退職される先生方に対して経済的な支援を行うことが難しいのが現状です。そこで、ACEF Youthはこのニーズに応えるために、退職金をお渡しする仕組みを作りたいと考え、クラウドファンディングを行うことにしました。
女性教師の再就職の課題
BDPに溢れる熱心な女性教師たちは、挑戦的な環境の中でも教育を支えています。彼女たちの影響で多くの生徒が励まされ、卒業生たちも様々な分野で活躍していますが、退職される女性教師の再就職は簡単なことではありません。バングラデシュでは、依然として女性の労働機会が限られており、経済的な困難に直面する教師たちが多く存在します。
2023年の世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数によると、バングラデシュは146カ国中139位という厳しい状況に置かれています。これにより、BDPの退職される女性教師たちが新たな仕事を見つける際の障壁となっています。
支援のお金の使い道
このクラウドファンディングで集まった支援金は、退職する31名の先生方に渡されます。目標金額を達成することで、彼らの生活を支える手助けができることを目指しています。
具体的な支援内容は以下の通りです:
- - ファーストゴール600,000円達成の場合、退職金総額は454,560円
- - セカンドゴール900,000円達成の場合、退職金総額は695,260円
支援金は5月または6月に振り込まれ、その際、現地での授与の様子を伝えるオンラインイベントも実施予定です。
お願いと支援の呼びかけ
多くの先生方が社会問題と向き合い、教育現場で活動し続ける中、私たちの支援が彼らの心の支えとなることを願っています。ぜひ、皆様の温かいご支援をお願いします。詳細は再度
こちらのリンクをご覧ください。サポートを通じて、「誰一人取り残さない」という理念を実現する手助けをしましょう。皆様のご協力が不可欠です。