株式会社スカイマティクスが、カンボジアでの事業展開において、名誉あるJAPANコンストラクション国際賞の国土交通大臣表彰を受賞したことが発表されました。この受賞は、同社が推進しているインフラ整備のデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトが評価された結果であり、特にリモートセンシング技術を活用したクラウド型ドローン測量サービス「KUMIKI」の導入が大きな要因となっています。
JAPANコンストラクション国際賞とは
この賞は、国土交通省が平成29年に創設したものであり、海外で高品質なインフラを構築する日本企業の取り組みを評価するものです。特に、建設産業に携わる中堅・中小企業や研究開発、人材育成に貢献する事業が対象です。スカイマティクスの今回の受賞は、彼らの強みである技術力と革新性が国際的に認められた証といえるでしょう。
スカイマティクスの特長
国土交通省は、スカイマティクスの三次元データ生成エンジンを評価しており、この技術は国内において唯一のものです。同社は海外製品に対しても高い競争力を持ち、東南アジア市場への進出においてもポテンシャルがあります。また、カンボジアでの成功は、同社にとってグローバル展開のモデルケースとなると期待されています。
カンボジアにおける活動
スカイマティクスは2020年よりカンボジアに進出し、公共事業運輸省との連携のもと、ドローンによる測量や工事管理の効率化を進めています。このプロジェクトでは、三次元データを生成してそれをクラウドで処理する場面が多く、生産性や安全性の向上に貢献しています。
また、カンボジア政府が推進するインフラのデジタル化にも合致しており、官民連携において実績を上げている点が評価されています。これにより、同国のロールモデルとして期待される展望があります。
未来への展望
スカイマティクスは、今後もカンボジア政府と共に、ドローンの活用や測量技術の適用範囲を広めていく方針です。また、成功事例を基に、東南アジア、中南米、アフリカにも展開を図り、質の高いインフラ事業を実現するための努力を続けます。
企業概要
スカイマティクスは「リモートセンシングで、新しい社会を実現する」というビジョンを持ち、産業用リモートセンシングサービスを手がけています。独自の時空間解析プラットフォームを基に、様々なリモートセンシングデバイスから得られるデータを解析し、簡単かつ効率的に三次元データを生成することを目指しています。
かつての賞受賞は、同社の技術や製品に対する自信を深める大きな契機となるでしょう。これからの事業展開が益々楽しみです。