DatadogとNTTデータが手を組む
クラウドアプリケーションの管理とセキュリティの統合プラットフォームを提供するDatadogは、株式会社NTTデータとの新たなパートナー契約を締結しました。この連携を通じて、両社は日本の企業がクラウド環境をより効果的に運用できるようサポートします。
特に今、企業が直面しているのは、生成AIの導入、DevSecOpsへの移行、運用の高度化など、ますます多様化するニーズです。これらの要求に応えるべく、NTTデータはDatadogを駆使したソリューションを展開し、その具体的な支援サービスとして「まかせいのう®」を提供する計画です。Datadogの機能を使い、データセンターやクラウドサービス「OpenCanvas®」、運用サービス「iRES®」との連携は、まさに統合的なオブザーバビリティを実現するための第一歩と言えます。
NTTデータの想い
NTTデータのクラウド&データセンタ事業本部長、海野孝幸氏は、「Datadogとのパートナーシップを結べたことを大変嬉しく思っている。システム環境の可視化と分析が可能なオブザーバビリティの統合プラットフォームは、もはや必要不可欠である」とコメントしています。多様なサービスを組み合わせることによって、高度な分析を通じて顧客に最適なソリューションを提供する考えです。
Datadogのビジョン
Datadogの日本法人社長である正井拓己氏も、このパートナーシップに強い期待を寄せています。「日本のお客様に対して、運用と開発の高度化を支援できることを非常に嬉しく思う。オンプレミスからマルチクラウド環境にわたる幅広いオブザーバビリティの分野で、業界をリードし続けたい」と述べ、両社の協業による市場の拡大に期待を寄せています。
Datadogのサービス
Datadogは、クラウドアプリケーション向けの統合プラットフォームを提供し、インフラ監視やアプリ性能のモニタリング、ログ管理などの機能を一元化しています。これにより、企業はリアルタイムのオブザーバビリティとセキュリティを確保し、迅速な問題解決が可能となります。市場投入までのスピードアップや、ユーザー行動の分析にも貢献するその技術は、特にデジタルトランスフォーメーションを推進する現代の企業にとって強力な武器となるでしょう。
この新たなパートナーシップは、両社の専門性を活かし、日本企業のクラウド戦略を次のステージへ引き上げることが期待されています。今後の展開から目が離せません。