未来を見据えた自動車リサイクル学習マンガが全国の小学校に寄贈される

自動車リサイクル学習まんがが贈る新たな未来

この度、公益財団法人自動車リサイクル促進センターが、全国の小学校を中心に子どもたちの未来を考えた学習まんが「僕とクルマの大冒険～自動車リサイクルの謎に迫る！～」を出版し、約25,579部を寄贈する運びとなりました。このまんがは2024年12月27日に発行され、将来的に自動車リサイクルの重要性を子どもたちに楽しく伝えることを目的としています。

学びを通じて未来を育む

自動車リサイクル促進センターは、2005年に始まった自動車リサイクル制度を契機に、リサイクルの普及とその重要性を広めるため、さまざまな取り組みを行っています。この新たな試みでもある学習まんがは、使用済み自動車のリサイクルがいかに資源を大切にし、持続可能な社会を築くために重要であるかを、子どもたちが直接的に理解できるように工夫されています。

マンガの主人公である小学5年生の伊久留と妹の理佐は、愛車との別れを経て冒険の旅に出ます。この旅を通じて、「販売事業者」や「解体事業者」に出会い、実際に自動車リサイクルがどのように行われているのかを体験しながら、SDGsの目標についても学びます。物語の中では「リサイクル」の概念を子どもたちが楽しく学べるよう、キャッチーなストーリーが展開され、興味を引く仕掛けが用意されています。

特別イベントで学びを深める

この学習まんがの寄贈を記念して、2025年の2月から3月にかけて、全国の図書館や学校、児童養護施設で特別なイベントが開催される予定です。イベントの中では、自動車リサイクルの専門家との対談や、編集者による読み聞かせが行われることで、子どもたちがより能動的に自動車リサイクルやSDGsに触れる機会が提供されます。開催場所やイベント内容は、2025年1月下旬に発表される計画です。

本書の概要と発行情報

「僕とクルマの大冒険」は、A5サイズで128ページ、カラー16ページ、モノクロ112ページから構成されています。初版発行は2024年12月27日予定で、書店では販売されず、主に教育現場に寄贈される形となります。

本書の制作にあたり、公益財団法人自動車リサイクル促進センターが監修し、角川アスキー総合研究所が編集・制作を担当しています。このような取り組みを通じて、子どもたちには限りある資源を大切にし、未来のために行動することが求められています。