姫路城三の丸復元計画を知るパネル展が開催します

姫路城の歴史を紐解くパネル展が登場

姫路市で開催される新しいパネル展が、歴史愛好家や観光客の注目を集めています。2025年7月12日から始まるこのパネル展では、「姫路城三の丸復元とその後」というテーマで、昭和初期からの復元計画が紹介されます。この展覧会は、日本城郭研究センターの2階廊下で行われ、入場は無料です。

パネル展の目的

姫路城の三の丸はかつて、壮麗な石垣や櫓、土塀が巡る美しい情景を誇っていました。しかし、400年の歳月が流れる中で、その多くが失われてしまいました。そこで、昭和初期には姫路城が「文化財」として保護の対象となり、その存在を後世に残すための「三の丸復興計画」が策定されました。この計画は、往時の姿を再現し、後世に伝えるための重要なステップとなりました。本展では、この復元計画の背景や経過、さらには近年の復元に関する最新情報が展示されます。

展示内容

パネル展示では、三の丸の復元にかかる歴史的な意義やプロセスを説明するために、図版や模型が準備されています。また、専門的な知識を持つ職員が、展示を見学しながら解説を行います。これにより、訪れる人々は、より深く姫路城や日本の文化遺産の魅力を理解することができます。

解説会

さらに特別なイベントとして、7月26日および8月17日には専門職員による展示解説会が行われます。この解説会は午前10時30分から11時00分、午後2時30分から3時00分の各回に行われ、事前に申し込みが必要です。定員は各回25人程度で、参加は先着順です。小学生以下の子どもは保護者同伴での参加が求められますが、参加費は無料です。