低炭素素材を使用した新製品『モクプラボードECO』の登場
株式会社タカショー(本社:和歌山県海南市、代表取締役社長:高岡伸夫)は、東京都千代田区に本社を置く株式会社TBM(代表取締役CEO:山﨑敦義)と協力し、低炭素素材「CR LIMEX」を用いた新製品『モクプラボードECO』を2025年9月1日より発売することが決まった。この新商品は、気候変動対策の一環として、年間約1.4トンのCO2を固定化することが期待されている。
「CR LIMEX」とは
『モクプラボードECO』の主原料である「CR LIMEX」は、排ガスから回収したCO2と工場廃棄物から作られた炭酸カルシウムを使用した革新的な素材です。この新しい素材は、製品重量比で約8%の排ガス由来のCO2を含み、これにより製品としての環境への配慮が高まっている。
低炭素社会への貢献
気候変動問題が喫緊の課題となる中、カーボンリサイクル技術の普及はカーボンニュートラル社会へ大きな影響を与えるとされています。国際エネルギー機関(IEA)の報告によれば、2070年にはエネルギー起源のCO2排出量削減の約19%がカーボンリサイクル技術によって達成される見込みです。株式会社タカショーにとって、この新製品はその一助となることが期待されている。
サステイナビリティを意識した製品
タカショーは「やすらぎのある庭空間を通じて、幸せな暮らしを創る」というビジョンのもと、持続可能な社会の構築に向けた取り組みを強化している。この『モクプラボードECO』についても、高耐久性や環境負荷を抑えた設計が特徴であり、これまでの製品同様に優れた加工性と耐食性を備えている。自然環境に恵まれた場所で使用されても、長持ちすることは大きな魅力など。
経済的でエコな選択肢
1枚あたりの価格は5,800円(サイズ:W140×D10×L1990mm)で、非常にリーズナブルな設定となっており、環境意識の高い現場での使用に最適です。ラインナップには「ダークパイン」と「ブラウンエボニー」の2色があり、美しいデザインも大きな魅力の一環だ。
展示会での初公開
この新製品は、2025年7月31日と8月1日に開催される『タカショーガーデン&エクステリアフェア2025(TGEF2025)』で初めてお披露目される予定だ。業界関係者向けのこの展示会では、実物を手に取って見ることができる貴重な機会が提供される。事前登録が必須で、参加希望者は特設サイトから事前登録を行う必要がある。
未来を見据えた取り組み
タカショーは今後も環境負荷を低減する製品の開発に取り組み続ける。その理念には3R(リデュース、リユース、リサイクル)の観点が色濃く反映されており、廃材を利用した製品や、特注加工による廃棄物削減を推進している。市場における持続可能な選択肢を求める声に応える形で、今後の展開が注目される。
タカショーの進取の精神で、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩が踏み出されることとなるだろう。