宇陀市の狩猟体験
2022-01-21 09:26:02
宇陀市に新たな狩猟文化を根付かせる狩猟体験イベント開催の報告
宇陀市での狩猟体験イベントが大好評!
2022年1月16日、奈良県宇陀市において、地域資源を活用した狩猟体験イベントが成功裏に開催されました。このイベントは「かりつなぎ」と名付けられ、狩猟の実体験を通して新たな狩猟者を育成し、地域の獣害問題を解決するための取り組みの一環です。
イベントには、事前応募を経て集まった13名の参加者と、宇陀市役所の職員、地域おこし協力隊のメンバーなど計16名が参加しました。参加者は宇陀市内の山林に入り、獣害が確認された場所での獣害防止対策を体験しました。
狩猟体験の内容
当日の活動は、まず事前に仕掛けていた罠の確認から始まりました。参加者は、鹿の痕跡を追ってアニマルトラッキングを行い、実際に罠を設置しました。このような実地経験を通じて、狩猟技術を学ぶことができる貴重な機会となりました。
その後、宇陀市基幹集落センター「たかぎふるさと館」に移動し、鹿の解体や鹿肉をさまざまな料理法で調理する体験が行われました。参加者は、自ら携わった自然の恵みを味わう中で、狩猟の魅力と重要性を実感できたのではないでしょうか。
参加者の感想と今後の展望
イベント終了後には、狩猟を継続するためのサポート内容に関する説明が行われ、「かりつなぎ」サービスによる今後の展開についても紹介されました。調査によれば、約90%の参加者が宇陀市での狩猟に興味を持っていることがわかりました。これからも継続的に狩猟イベントを開催し、新しい狩猟者を地域に招待していく予定です。
次なるステップ
「かりつなぎ」サービスは、地域の狩猟文化を取り入れることが難しい方々に狩猟体験を提供し、獣害に悩む林業家や農家と将来的に生産的な関係を築いていくことを目指しています。この取り組みは、狩猟技術の実践的な経験を得る機会が少ないという課題や、狩猟場所の確保の困難さ、狩猟道具の整備に関する問題を解決するために設けられています。
このような背景を持つ「かりつなぎ」サービスは、今後も林野庁の支援を受けながら、地域の狩猟人口を増やし、獣害を軽減することを目標にしています。2月には次回イベントの計画も進行中で、さらなる充実を図る予定です。
まとめ
宇陀市での狩猟体験イベントは、地域の自然と文化を活用し、新たな狩猟者を育てる大きな一歩となりました。地域の狩猟活性化と持続可能な発展に向けて、今後も多くの人々に狩猟の魅力を伝えていきたいと思います。
会社情報
- 会社名
-
森庄銘木産業株式会社
- 住所
- 奈良県宇陀市菟田野古市場511の2
- 電話番号
-
0745-84-2021