日本の伝統文化を世界へ届ける久保木畳店の挑戦
福島県須賀川市に本社を構える久保木畳店は、2025年9月27日と28日の2日間、アメリカ・ロサンゼルスで開催された文化体験イベント「WA-no-IYASHI — JAPANESE WISDOM, WELLNESS & BEAUTY THROUGH THE FIVE SENSES」に参加しました。このイベントは、日本の伝統工芸や自然素材を通じて「和の癒し」を体験させることを目的にしたもので、久保木畳店はその中心的な存在として「畳の歴史と文化、未来」をテーマにした講演を行い、訪問者と共に「畳づくりワークショップ」や「畳手縫い製作実演」を実施しました。
畳文化の魅力を発信
会場となったJAPAN HOUSE Los Angelesは、日本文化が発信される拠点であり、久保木畳店はこの機会を捉え、畳の香りや質感を通じて「日本の美と心の安らぎ」を体験していただく場を提供しました。来場者に靴を脱いでもらい、畳の上でリラックスすることで、畳のもたらす癒しを五感で感じてもらいました。また、日々の暮らしに畳を取り入れるための新しい提案を行うことで、参加者の生活スタイルにも影響を与えることを目指しています。
参加者の声
イベントには合計340名が来場し、参加者たちからは次のような感想が寄せられました。
- - 「畳の香りに癒され、落ち着いた気持ちになれた」
- - 「こんなにも美しい素材だとは知らなかった」
- - 「自分のレストランやホテルにも畳を取り入れたい」
- - 「職人の技を間近で見ることで、日本文化の奥深さを感じた」
これらのフィードバックからも、日本文化の面白さや畳の可能性を多くの人々が感じることができたのは明らかです。
成果と今後の展望
今回のイベントを通じて、久保木畳店は以下の3つの重要な成果を得ました。
1.
畳文化の国際発信
畳が再び注目され、日本の伝統素材が新たなウェルネス価値として認識されました。
2.
アメリカ市場でのブランド認知向上
自然素材を大切にするライフスタイルを求める層に向けて、久保木畳店の魅力を強く印象付けることができました。
3.
今後の展開への足がかり
ロサンゼルスでの開催を機に、北米市場への拡大を図り、特にホテルやレストラン、建築家とのコラボレーションを経て、新しい畳の提案を行っていく見通しです。
代表の意気込み
久保木畳店の代表、久保木史朗氏は次のように述べています。「ロサンゼルスの方々が畳に興味を持ち、香りや感触を楽しんでくださったことが何より嬉しいです。畳は“癒し”と“美しさ”を兼ね備えた日本文化の象徴。これからも海外に向けて日本の心地よさを伝えていきたいと思います。」
【イベント概要】
- - イベント名: WA-no-IYASHI — JAPANESE WISDOM, WELLNESS & BEAUTY THROUGH THE FIVE SENSES
- - 会期: 2025年9月27日(土)〜28日(日)
- - 会場: JAPAN HOUSE Los Angeles
この取り組みを通じて、久保木畳店は畳の持つ癒しの力を国際的に広める重要な一歩を踏み出しました。日本の伝統文化が新しい形で受け継がれ、次の世代へと繋がっていくことを期待しています。