立正大学が取り組む新しい「職員インターンシップ」
立正大学は、学生の希望を反映した「職員インターンシップ」を開始しました。このインターンシップは、学生と職員が協力し、大学運営における課題を解決することを目的としています。学内外での実践的なアプローチを通じて、学生たちの成長を促すこの取り組みは、今後の教育において重要な意義を持つでしょう。
概要と実施内容
2024年度のインターンシップには26名が応募し、厳選された13名の学生が5つの部署に分かれて実施しました。この新たなプログラムは、学生が大学運営の実態に触れ、現実的な課題解決に挑む貴重な機会を提供しました。
各部署の取り組み
学事部
学事部では、「授業アンケートの回答率向上」と「理想的な学内ツールの提案」がテーマに。学生は、職員との話し合いを通じて具体的な改善策を考案し、学生視点を反映させた提案を行いました。
研究推進・社会貢献センター
この部署では学生の社会貢献活動への参加を促す新しいコミュニケーション手法を探求。ポータルサイトなどの活用法から、社会貢献活動の魅力を引き出す提案が行われました。
入試センター
入試センターでは、「大学説明会での立正大学の紹介」と「オープンキャンパスでのイベント企画」という二つのテーマに挑戦。参加学生たちは、求人数の魅力を伝えるためのプレゼンテーションを作成しました。さらに、新しいと興味を引くイベント企画も模索し、自らの経験を聞く機会を持ちました。
国際交流センター
このセンターでは、留学を促進するための新規イベントの企画に挑戦しました。「そうめん流し」ランチを含め、日帰りイベント案など学生視点で新しい企画が提案されました。
キャリアサポートセンター
キャリア支援の強化策を考えるため、学生と職員が協力して早期キャリア意識へのアプローチを模索しました。
実施の成果
学生たちが提案した解決策は高い実行可能性を持ち、既に大学施策として検討されるレベルに達しました。このプロジェクトを通じて、学生たちは理論を実践に結び付け、大学運営の難しさと問題解決能力を鍛える経験を得ました。
学生たちの反応
参加した学生からは、大学職員という職業への理解が深まり、教育業界での貢献を目指す意欲が高まったとの声が上がっています。将来のキャリアを見据え、実務に即したスキルを手に入れた学生たちにとって、このインターンシップは貴重な経験となりました。
今後の展望
立正大学は、今後もこの課題解決型インターンシップを通じて、学生が積極的に大学運営に貢献できる環境を整備し、共に成長し続ける場を提供していくことを目指しています。教育と社会貢献への取り組みを進化させ、革新を促進する姿勢は、多くの学生にとって魅力的な選択肢となるでしょう。