安藤圭汰の新作展「灼熱と腐敗／凍寒と発芽」が福岡で開催

安藤圭汰の個展「灼熱と腐敗／凍寒と発芽」

福岡市にあるYUGEN Galleryでは、2026年1月24日から2月16日の期間に、アーティストの安藤圭汰による個展「灼熱と腐敗／凍寒と発芽」が開催されます。本展は、安藤による新作の平面作品約50点の展示に加え、彼が影響を受けた現代の同世代アーティストたちの作品も紹介される特別な企画です。

安藤圭汰について

安藤圭汰は九州産業大学芸術学部で洋画を専攻しており、在学中から数々の公募展で受賞を重ねました。2019年にはインドネシアのジョグジャカルタ特別州でのアーティスト・イン・レジデンスに参加し、その体験が彼の創作活動に大きな影響を与えています。作品のテーマは主に「生と死／循環」で、国内外で多くの作品を発表してきました。YUGEN Galleryには昨年のグループ展「Connection spot」以来の登場となります。

展示内容

本展覧会は、2023年にアートスペース貘で開催された個展「灼熱と腐敗」の続編ともいえる内容です。今回は、マレーシアの湿度や熱気を反映した「灼熱と腐敗」と、凍りつくような寒さから新たな生命が誕生することを表現した「凍寒と発芽」の対比を通じて、生命や存在意義についての深い考察がなされています。これにより、観客は安藤のアートを通じて新たな視点を得ることでしょう。

展示方法にもこだわりがあり、額装は最小限に抑え、作品と展示空間を一体化させることで境界がなくなり、見る者の意識を強く引き込む演出が施されています。観る者が自身の内に発芽する何かを感じ取れるような、そんな体験ができることでしょう。