虎ノ門ヒルズの新拠点
2025-04-07 12:19:36

虎ノ門ヒルズに誕生する新たな社会課題解決拠点「Glass Rock」

虎ノ門ヒルズに誕生する新たな社会課題解決拠点「Glass Rock」



東京都港区の虎ノ門ヒルズに、社会課題の解決を目指す新しい拠点「Glass Rock」が2025年4月9日にオープンします。この施設は、株式会社ヒトカラメディアと森ビル株式会社が協力して設計したもので、クロスセクターの連携を促進し、コミュニティを形成することを目的としています。

開業の背景と目的


現代社会では、気候変動や貧困、格差、少子高齢化、テクノロジーと倫理、ジェンダー問題など、多くの複雑な社会課題が存在しています。これらの問題は一つの組織だけでは解決することが難しいため、異なる立場のプレイヤーが連携し、新たな価値を創出する「共創」の場が必要とされています。

「Glass Rock」は、この問題意識に応え、企業、行政、NPO/NGO、そして個人が参加できる会員制の拠点であり、様々なイベントやワークショップを通じた活動や交流が可能です。ここでの取り組みが、持続可能な社会の実現につながることが期待されています。

運営体制と支援体制


ヒトカラメディアは本拠点を運営するパートナーとして、これまでの豊富な経験を活かし、オフィス移転支援や不動産開発、コミュニティづくりに対する知見を提供します。常駐するコミュニティマネージャーや共創コーディネーターが、会員同士の交流を促進し、密接な議論を生み出すことが目指されています。

また、スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューの創刊編集長で、未来志向の教育プログラム開発を行う中嶋愛氏がプログラムディレクターとして参加し、様々なプログラムの企画・実施を行います。さらに、慶應義塾大学の宮田裕章教授がアドバイザーとして、広範な視野でのサポートを提供します。

施設の主要機能


「Glass Rock」は、大きく分けて「つながる」「まなぶ」「ひろげる」という三つの機能を持っています。

1. つながる
- 社会課題解決に向けたコミュニティ形成を促進するために、多様な人々が参加する場を提供します。このコミュニティ内では、活動を活性化させるためのマネージャーやコーディネーターが配置され、深い対話を促します。

2. まなぶ
- 実践的な学びを通じて解決策を模索するため、企業や行政、NPO/NGOなどがケーススタディやノウハウを共有するプログラムを設け、相互学習の場を創出します。
- 課題解決に取り組む30団体を超えるパートナーが参加し、共創プロジェクトの立ち上げを支援します。

3. ひろげる
- 理解と共感を深めるために、オープンなコミュニティとして多くの人々が集える場所を提供します。ここにはギャラリーやスタジオも整備され、会員の活動を広く発信する役割を果たします。

今後のプログラム計画


オープンに合わせて、様々なプログラムが予定されています。例えば、「営利と非営利ができること」をテーマにした講演や、「Ibasho」をキーワードにしたディスカッション(「居場所」の重要性について)など、多岐にわたる内容が企画されています。これにより、社会課題への理解を深め、多くの参加者が行動を起こすきっかけを提供します。

施設概要


「Glass Rock」は、東京都港区虎ノ門1丁目22-1に位置し、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」に直結しています。施設全体は約900㎡に及び、様々な機能を備えたフロアが配置されています。特に、法人パートナー専用のラウンジや、一般会員が利用できるイベントスペース、社会課題に関する展示を行うギャラリーなど、多様な場が用意されています。

このように「Glass Rock」は、異なるセクターが連携し、社会課題に向き合うコミュニティ形成を支援する重要な拠点となることでしょう。持続可能な社会への第一歩を踏み出す場所として、期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社ヒトカラメディア
住所
東京都世田谷区北沢2-5-2 下北沢ビッグベンビル B1F
電話番号
03-6455-1940

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