生田ひまわり幼稚園が提供する地域共育の場
神奈川県川崎市多摩区にある
生田ひまわり幼稚園は、地域社会における教育の新たなかたちを模索しています。2025年6月30日(月)には、心身を整える「ワッピー笑いヨガ」と、児童学博士による子育て講座を通じて、保護者や子どもたち、地域住民が交流できる特別なイベントを開催します。
多世代が集う体験型イベント
このイベントは、文部科学省の「家庭教育支援月間」に合わせ、地域の多世代が一堂に会し、育ちを共有することを目的としています。「生田ひまわり幼稚園」代表の岸寿継氏は、地域のすべての人々が子ども育ちに関わることを重視しており、イベントは「こども家庭庁」が提唱する「共育ち・共育て」の理念を具現化したものです。
ワッピー笑いヨガで心身を整える
イベントの前半では、子どもからシニアまでが楽しめる
ワッピー笑いヨガが行われます。このアクティビティは、参加者一人一人が心をリフレッシュし、身体を動かすことでストレスを軽減し、笑顔を広げることを目指しています。講師は、WAPPY主宰の石田友美氏で、彼女の指導のもと、心と体のバランスを整えます。
子育て講座で親の悩みに寄り添う
イベントの後半では、幼稚園の教頭であり児童学博士でもある岸正寿氏が、現代の子育てに関する講座を行います。「笑顔の子育ては最高のごちそう…家族だからできる幸せの種まき…」というテーマのもと、参加者が抱える育児の悩みや疑問に寄り添います。岸氏は以下のように考えています。「孤立しがちな子育ての不安を少しでも軽くできたらという思いがあります。」
地域に開いた教育の場
生田ひまわり幼稚園は、1967年に設立されて以来、地域の子育てを支え続けてきました。理念である「元気・勇気・根気」の三本の木を育む教育は、地域に根差しており、独自の「遊環構造」を持つ園舎が特徴です。この設計は、環境建築家の仙田満氏によるもので、自然と遊びが生まれ、子どもたちの成長を助ける環境を整えています。
参加申込について
このイベントは、事前申込制であり、参加を希望する方は公式ウェブサイトから申し込む必要があります。定員は20名から30名で、参加は無料です。すべての世代が対象となるため、子育て中の保護者だけでなく、地域のシニア層や学生も大歓迎です。
地域社会を豊かにする取り組み
岸正寿氏は、イベントの重要性をこう語ります。「この活動は、家庭・地域・園がつながる実践の場であり、地域全体で子どもを育てる“共育ち・共育て”を実践する試みです。参加された方々からは、心が軽くなり、前向きになれるという声をたくさんいただいています。今年度は、その輪をさらに広げていく予定です。」
生田ひまわり幼稚園の取り組みは、地域の子育てを支えるだけでなく、社会全体のつながりを深める大切な機会として、多くの人々に支持されています。2025年6月30日、ぜひこの貴重な機会に参加して、心温まる交流を体験してみてはいかがでしょうか。