miraipageと3DLabの新たな試み
最近、株式会社ウォーカーが運営するクリエイター向けプラットフォーム「miraipage」が、東京・湯島の3Dプリンタ教室「3DLab」のワークショップ制作基盤に採用されたことが話題となっています。この提携により、参加者はAIチャットを活用して絵から3Dモデル、AR、3Dプリント用データの生成までを一つの画面で便利に行えるようになります。今後のワークショップはこの新たなプラットフォームを基盤に展開されていくことでしょう。
miraipageについて
miraipageは、これまで記事や小説、漫画、スライドといった作品をオンラインで発信することに特化したプラットフォームでした。しかし、今回の採用はその機能が「ものづくり」の制作環境としてオフラインの教室でも実現される初めてのケースとなります。この新しい方式では、従来の3Dプリンター体験の障壁をいかに克服するかがポイントとなります。
3Dプリンター体験の壁
近年、3Dプリンターは一般家庭にも普及しつつありますが、体験教室の現場では依然として多くの課題が存在しています。その中で特に難しいのが、3Dプリントに必要なデータをいかに効率的に生成するかという点です。従来の体験会では、ソフトの使い方を習得することがほとんどの時間を占めてしまい、実際のデザインや制作に取り組むことができませんでした。miraipageの導入により、これらの問題が一気に解消される可能性があります。
miraipageの機能
miraipageは、参加者がアプリケーションを通じてAIに対して指示を出すことで、デザインの生成から3Dモデル化、ARでの確認、さらには3Dプリント用データの生成までを一元的に行うことができます。
1.
デザインの生成 参加者は、自分のイメージを言葉で伝えるだけで、AIがそれを元にデザイン画を生成します。「青い翼のドラゴンを正面から」などと指示すれば、AIがその通りに描いてくれます。特に絵が苦手な人にとっても、イメージを具体化する良い手段となるでしょう。
2.
3Dモデルの生成 デザインが完成したら、それを指示することで自動的に3Dモデルとして生成されます。特別なソフトウェアは不要で、すぐにそのまま立体のデータを手に入れられます。
3.
ARでの確認 スマートフォンを使って生成した3DモデルをARとして目の前で確認できます。自分のデザインを360度からチェックできるため、立体感をしっかりと把握することができます。
4.
プリント用データの生成 最後に、生成した3Dモデルをもとにプリント用データを作成します。積層の細かさや充填率もチャットで指定可能で、そのまま3Dプリンターに送信することができます。
ワークショップの初の実施
この新システムを活用した初の体験ワークショップが、2026年8月1日(土)に3DLabにて開催されます。夏休みを利用した親子特別回で、AIによって生成されたデータが実際の3Dプリンターで形になっていく過程を実際に体験できる貴重な機会となります。また、湯島スタジオでは通常の少人数制の体験会でもこのシステムの利用を進めていく予定です。
miraipageの今後の展開
ウォーカー社は、miraipageを単なるオンラインプラットフォームとしてではなく、今後はオフラインの教育や体験の場でも積極的に利用していく方針です。この流れに乗じて、体験ワークショップに加えて、継続学習コースや法人向けの研修プログラムも展開していく予定です。
この新たなプラットフォームの導入により、クリエイターが手軽に「作る楽しさ」を深く体験できる環境が整い、これまでの工程の煩雑さが一新されることでしょう。自分の創造性を形にする新たな手助けとなるmiraipage、これからどのような進化を遂げるのか、目が離せません。