メディアリンクス、IBC2024での新IPソリューションを発表

株式会社メディアリンクスは、2024年9月13日から16日の間、アムステルダムで開催されるIBC2024に参加し、「Anything, Anywhere IP Solutions」をテーマに、最新のIPエコシステムを展示します。この企画において、自社の革新技術であるIPメディアプラットフォームXscend®がBaM Awardにノミネートされています。ブース番号はstand 1.A37です。

メディアリンクスは、特にSMPTE ST 2110規格に対応した次世代のIPメディアプラットフォームを用いており、これはパリ夏季オリンピックにて実際に使用され、フランス国内外の通信事業者によるメディアサービスの高品質な配信を支えてきました。これにより、メディアリンクスは既存のネットワークにおいても、高品質なビデオ、オーディオ、データ信号の伝送能力の向上を実現しています。

多様なアプリケーションへの対応

IBC2024では、メディアリンクスの製品は様々なアプリケーションにおける機能を紹介します。これには、以下のような技術が含まれています。

- GPSを必要としないIPベースの単一周波数ネットワーク（SFN）
- マイクロ波を使用したSTL over IP/PTP伝送
- クラウドベースのコンテンツ配信
- SDIからIP、IPからIPへの移行
- あらゆる種類のネットワーク、サービス、機器に対応したメディアネットワーク管理
- リモート・分散番組製作

このように、メディアリンクスのIPエコシステムには、Xscend®の他に、ネットワーク管理ソフトウェアであるProMD-EMS、IPメディア・スイッチのMDXシリーズ、IPメディア・ゲートウェイのMDPシリーズが含まれ、品質や信頼性の面でも高く評価されています。

業界への影響と成長

EMEA地域の事業責任者であるCesare Camparada氏は、「メディアリンクスは放送及びメディア業界向けに主要なMedia over IP伝送技術の革新を通じて、エンジニアリングと販売の両面で採用され続け、31年目を迎えたことに誇りを持っています。私たちのソリューションは、メディア配信業務の効率化に寄与しており、信頼できるパートナーとしての役割を果たし続けます」と述べています。

メディアリンクスの展望

メディアリンクスは、世界中の視聴者に価値あるコンテンツを提供することに重きを置いており、テクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞するなど、グローバル市場でも高い評価を受けています。夏季冬季のオリンピックやサッカーワールドカップなど、様々な大型イベントでの実績を持ち、放送局やサービスプロバイダー向けに高品質な伝送技術を提供しています。これにより、視聴者には最高のライブエンターテイメント体験が保証されます。

メディアリンクスのIPポートフォリオは、メディアゲートウェイプラットフォームやコアスイッチ、管理制御ソフトウェアが含まれ、最大4K UHD解像度のフォーマットや100Gのネットワーク帯域幅をサポートしています。業界標準規格との互換性を持ち、既存のSDIインターフェースからIPインターフェースへの移行を容易にすることができるシステム設計となっています。

このように、メディアリンクスの革新技術は、今後のメディア配信の未来に向けた大きな展望を示唆するものとなっています。さらに、ネットワークの設計、設置、保守についても、クラウドサービスやリモートプロダクションに柔軟に対応できるようなサービスを提供しています。今後のIBC2024でのさらなる発展に期待が高まります。