新たな風を吹き込む伊藤組土建の新ユニフォーム
伊藤組土建株式会社は、2023年に創業130周年を迎えました。この節目の年に、同社はミズノと協力して新しい従業員用ユニフォームを開発しました。北海道を拠点に多岐にわたる建築と土木工事を行う伊藤組土建は、健康経営を理念に掲げ、社員のモチベーション向上を目指す取り組みの一環として、このユニフォームの全面リニューアルを決定しました。
新ユニフォームは、通年用ブルゾン、長袖シャツ、半袖ポロシャツ、そして夏用パンツやファン付きジャケットなど、約4,300点を揃えています。これらは2025年10月1日より順次着用が開始され、より快適で機能的な作業環境の提供を目指しています。
健康経営とデザイン性
伊藤組土建の経営理念には「社員の安寧と幸福を願い、最良の作品を世に遺す」という言葉があります。この理念の下、ユニフォームのリニューアルは従業員が心身ともに健康に働ける職場づくりに貢献することが目的です。特に、働く環境をより良くするために、現場でのヒアリングやアンケートを重ねた結果が今回のユニフォームに反映されています。
新ユニフォームは、ミズノの優れたスポーツウェアの開発ノウハウを取り入れ、動きやすさを追求。さらに、ニオイ対策として『ミズノデオドラントテープ』を採用し、汗の臭いを気にすることなく安心して作業に集中できる設計となっています。
デザイン面でも、企業のアイデンティティを強調する意図で、通年用ブルゾンや長袖シャツの背中には社章「ひしこ」のイメージが施され、職場としての誇りを感じさせてくれます。
大谷社長の思い
伊藤組土建株式会社の代表取締役社長、大谷正則氏は、ユニフォームのリニューアルについて「健康で豊かな人生を享受できてこそ、付加価値の高い事業を遂行し、社会に貢献できる」という理念の下、ワークライフバランスの向上や福利厚生の強化、職場環境の改善に積極的に取り組んでいると語ります。特に、若い社員の意見を反映させながらプロジェクトを進め、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持てる服作りを目指しました。
ミズノのワークビジネスの発展
ミズノは1997年から企業向けのユニフォームの企画・販売に特化した部門を設け、現在までに約1,600社以上に納入してきました。近年では、ワークシューズやアパレルの本格展開にも乗り出し、さらなるビジネスの拡大を図っているとのこと。2027年度には200億円という売上目標を掲げており、この分野においてますます注目が集まるでしょう。
まとめ
伊藤組土建とミズノのコラボレーションから生まれた新ユニフォームは、機能性、デザイン性、安全性を兼ね備えた製品です。これにより、従業員の働きやすい環境が整えられ、企業の発展と社会貢献が紡ぎ出されるでしょう。50年後や100年後にも選ばれる会社を目指した努力は、次世代につながる重要なステップとなるはずです。