南阿蘇村に新たなICTサービス「CoDMON」を導入
2024年12月2日、熊本県南阿蘇村の保育所において、株式会社コドモンによる保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」の導入が発表されました。この取り組みは、保護者とのコミュニケーションの質を向上させ、職員の業務効率を高めるためのものです。
CoDMON導入の背景と目的
南阿蘇村では、保護者からの重要な連絡を迅速に受け取り漏れを防ぐこと、そして職員の事務作業を大幅に削減しながら保育の質を向上させることを目指しています。 具体的な導入機能としては、遅刻や欠席届、延長保育の申請などがアプリを介して簡単に行える点が挙げられます。
主な機能紹介
1. 遅刻・欠席・お迎え連絡
保護者がアプリから直接保育所に連絡を入れることができ、電話を使わずにリアルタイムで情報を共有できます。これにより、保護者と保育者双方の負担を軽減します。
2. 一斉配信機能
保護者へのお知らせは、設定したテンプレートから簡単に作成し送信可能。メールやアプリ通知など、多様な手段での情報配信が実現されます。
3. アンケート機能
事前のヒアリングや出欠確認など、必要に応じたアンケートを配信し、配信先をクラスや年次ごとに設定できます。この機能により、保護者の意見をより取り入れやすくなります。
4. 電子連絡帳
家庭での様子を簡単に報告できる連絡帳機能も搭載。保護者は手間をかけずに情報を入力し、園では子どもの日常を写真を交えてフィードバックできます。
5. 登降園管理
登降園時刻をQRコードで打刻することで、出席簿や延長保育料の計算が自動化されます。これにより保護者は、家族と登降園の状況を随時共有可能です。
6. 指導案・日誌作成
紙での帳票をデジタル化し、日誌や月案などの作成が容易になります。情報の一貫性が保たれ、保育品質の向上が期待されます。
7. 保育ドキュメンテーション
子どもたちの活動を写真とコメントで記録し、保護者との対話を促進。保育の質を高めながら、子どもの成長をより多くの人と共有することができます。
業界のデジタル化の重要性
最近、保育業界においてもデジタル化が進んでいます。2021年にはデジタル庁が設立され、全国的なICT化推進が進められています。厚生労働省からは保育士の職業魅力向上が求められており、ICTの習慣化がその一環とされています。これにより、保育施設における業務効率が飛躍的に向上することが期待されています。
まとめ
南阿蘇村に導入される「CoDMON」は、保育業務を効率化し保護者とのコミュニケーションを強化する画期的なICTサービスです。この取り組みは、全国的にも注目されており、今後の保育のあり方に大きな影響を与えることが期待されます。
株式会社コドモンは、これからも子どもたちにとって安心・安全な環境を提供すべく、さらなるサービスの向上に努めていくでしょう。