アプライド株式会社と株式会社爆発研究所が業務提携を締結
アプライド株式会社(福岡県福岡市、代表取締役:岡 義治)は、2023年9月2日に株式会社爆発研究所(東京都文京区、代表取締役:吉田 正典)と業務提携を結びました。この提携は、流体計算や構造計算分野でのソリューション提供を目的としており、今後の展開が期待されています。
両社の特徴
アプライド株式会社は、高性能コンピューティング製品(HPC)の製造販売を行い、全国の大学や官公庁、企業の研究開発部門に向けて幅広い機器導入に取り組んでいます。一方、爆発研究所は、爆発衝撃解析に特化し、数値解析や可視化シミュレーションを提供。高速計算機の販売も手掛けており、計算科学の分野で豊富な経験を持っています。
業務提携の背景
最近、HPCの需要は急増しています。大学や研究機関、さらには企業の研究開発部門での導入が加速しており、その背景には国によるAIやIoTの推進が影響しています。また、製造業におけるCAE(Computer Aided Engineering)の活用が進む一方で、技術者不足も深刻な問題となっています。このような状況を鑑みて、両社が手を組むことで、より質の高いソリューション提供が可能になると期待されています。
今後の展望
この提携により、爆発研究所の計算科学分野でのノウハウを活用した「OpenFOAMによる並列計算技術」や「複雑化する数値計算分野へのコンサルティング」が進められます。さらに、導入後のサポート体制の強化や新たなハードウェア製品、ソリューションサービスの開発も視野に入れています。
また、両社は主要都市でのCAEソリューションに関する共同セミナーを開催し、CAEコンサルティング業務へと事業を拡充する計画です。アプライドが培ってきたAIや深層学習分野での強みを生かし、「ハードとソフトを融合したAIソリューション」「AIエンジニアの育成」や「AIを活用したコンサル業務」の展開も視野に入れています。
企業情報
アプライド株式会社
- - 所在地: 福岡県福岡市博多区東比恵3-3-1
- - 設立年月日: 1982年9月20日
- - 資本金: 3億8,173万円
- - 事業内容: パソコン及び周辺機器、デジタル関連商品の販売、BTO/HPC製品の製造販売、研究機関や企業向け機器導入
株式会社爆発研究所
- - 所在地: 東京都文京区本郷3-5-2 第2田中ビル3階
- - 設立年月日: 2006年8月10日
- - 資本金: 2,750万円
- - 事業内容: 爆発安全コンサルティング、数値分析、CFD及びFEMの受託解析
両社が手を組むことで、流体計算及び構造計算分野でのソリューションがさらに進化し、業界の発展に寄与することが期待されます。