ポップコーン株式会社が発表した2025年の学生数増加ランキング
2025年8月15日、ポップコーン株式会社は「Power Ranking」メディアを通じて、『国内大学の学生数増加ランキング』を公開しました。このレポートは2023年度と2024年度のデータを比較し、学生数の純増を調査することを目的としています。特に、調査対象は日本国内の大学であり、文部科学省の「学校基本調査」などの公式データが基になっています。
研究対象と調査手法
調査は2025年4月から7月の間に実施され、各大学の公式情報や公開資料を活用しています。調査結果は、大学の統合や改組による一時的な数値変動を排除し、同じ法人・大学の連続データを基にしたものです。これにより、客観的に評価し、学生数が最も多く増加した大学を見つけ出すことができました。
2025年のランキング結果
1位に輝いたのは京都芸術大学です。同大学は通信教育部の在籍者がなんと1年間で約1,500名も増加し、総学生数は2万3,000名を突破しました。オンライン授業の施策が功を奏し、若年層の志願者が増えたことが要因とされています。また、新たに開設されたコースも人気を集め、同大学は国内最大規模の芸術系大学として位置づけられています。
2位は東京通信大学です。2018年に設立された同校は、完全オンライン型教育を提供し、社会人の学び直しニーズを満たすことで、在籍者数が前年比約18.5%増の5,964名に達しました。この柔軟なカリキュラムにより、在宅での学びを希望する学生に幅広く支持されています。
3位は立命館大学で、在籍者数は38,657名と前年から725名が増加しました。多キャンパスでの展開や新学部の設置により、増加傾向を維持しています。
4位には産業能率大学、5位には立命館アジア太平洋大学(APU)が名を連ねており、いずれも通信教育や留学生の受け入れ拡大が影響しています。特にAPUは、海外からの留学生数が回復し、過去最多を更新しました。
続いて、医療系学部を新設した国際医療福祉大学が6位、看護学部の拡充による修文大学が7位となり、これらの大学は医療人材需要を背景に増加しています。8位には日本大学、9位の法政大学、10位の東都大学といった名門大学も、各々の特色を活かした取り組みにより学生数の増加を果たしています。
少子化の逆風を乗り越えて
このランキングからは、少子化の影響を受けても大学がどのように工夫を凝らし、学生数を増加させているのかが明らかになりました。それぞれの大学が独自の特徴やサービスを展開することで、新たな学生を惹きつけているのです。
ポップコーン株式会社は今後も、独自の調査とオープンデータを組み合わせて日本国内の教育や研究に関するレポートを継続的に発表していく予定です。これにより、大学の研究力を可視化し々進めてまいります。
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