Letara資金調達の背景
2025-03-12 10:48:46

Letaraがハイブリッド化学推進機の開発加速、11.3億円の資金調達を実施

Letaraが描く新たな宇宙の未来



宇宙産業の革新を目指すLetara株式会社は、最近行ったシードラウンドで総額11.3億円の資金を調達しました。この企業は、従来の推進機に代わる新しい技術、すなわちプラスチックを燃料としたハイブリッド化学推進機の開発に注力しています。基盤となる技術は、北海道大学の宇宙環境システム工学研究室で研究されており、社のCo-CEOsである平井翔大氏とLandon Kamps氏のもと、社会実装を目指しています。

資金調達の詳細



今回の調達では、新たに6.5億円を追加しました。これにより、長期的なビジョンである宇宙実証に向けた開発をスピードアップすることが期待されています。累計の調達額は約18億円に達し、補助金や他の資金の支援も受けています。これは、これからの宇宙産業の先駆けとしての前進を意味しています。

投資家からのコメント



多くの企業がLetaraに期待を寄せています。全日空商事の宮川社長は、「当社グループが持つ専門知識を活かし、Letaraの製品が海外市場での競争力を高める一助になれば」と述べています。また、SMBCベンチャーキャピタルの上村氏は、Letaraの推進機が市場での需要に応える存在であると評価し、宇宙実証への全力支援を約束しています。

あおぞら企業投資の久保社長も、Letaraのハイブリッド化学推進機が高い安全性と経済性を兼ね備えていることで、国際的な展開が期待できると強調しました。

Letaraの技術革新



Letaraが開発している推進機は、固体プラスチックを燃料にし、酸化剤として亜酸化窒素を使用することで、従来の推進技術の抱える問題点を解消しています。これにより、安全でありながら高推力を発揮できるという特性を持っています。さらに、製造コストが低いため、簡単に世界の市場にアクセスできる可能性も秘めています。

未来の宇宙探査への期待



Letaraは、宇宙機を24時間以内にどこでも到達可能にすることをビジョンとして掲げています。今後の宇宙実証が成功すれば、彼らの技術は宇宙産業の新しいスタンダードとなるでしょう。このような新興企業の成長は、宇宙ビジネスの未来をより明るくし、さらなる競争を促すことでしょう。必要な資金が集まり、技術開発が加速化する中で、Letaraが実現する新たな宇宙の未来に期待がかかります。

企業情報



Letara株式会社は2020年に設立され、北海道札幌市に本社を構えています。現在、宇宙機用推進機の開発に邁進しており、その製品は将来的に宇宙産業の中心的存在になると考えられています。興味のある方は、Letaraの公式ウェブサイトを訪問してみてください。


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会社情報

会社名
Letara株式会社
住所
北海道札幌市北区北21条西12丁目2 北大ビジネススプリング
電話番号

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