カンボジア難民キャンプでの「なかよし万博」
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)が、山形県遊佐町立遊佐中学校の生徒たちが集めた文房具やノートをカンボジアの難民キャンプに届けました。この取り組みに合わせ、同学園は大阪で開催される関西万博(EXPO 2025)をテーマにした国際グローバル授業「なかよし万博」を、難民キャンプにいる子どもたちに実施しました。
国際グローバル授業の内容
授業では、万博グッズ(ミャクミャクなど)を教材にし、「世界」についての食、遊び、文化、言語について体験的に学ぶ機会が提供されました。子どもたちが新しい文化に触れることで、未来への希望を見出すことが目的です。
なぜ「世界」の授業が必要か
難民キャンプでの生活は、物質的な苦しみだけでなく、子どもたちが「学び」を持つことが難しい環境です。なかよし学園は、アジアやアフリカの子どもたちに向けて希望を育む教育支援を続けています。今回の授業を通じて、「世界の面白さ」を彼らに届けることが狙いです。
実施概要
実施地
カンボジアの戦地であるアンロンベンやシェムリアップ州の難民キャンプなどで実施。
授業内容
- - 「世界」の導入授業
- - 食、遊び、文化を切り口にしたミニ体験
- - 万博グッズの提示と対話
- - 参加児童へのプレゼント
- - 遊佐中学校からの文具支援
エピソード
授業が始まると、子どもたちは「これは何?」と率直な疑問を口にしました。ミャクミャクというキャラクターは、日本の子どもたちには身近な存在ですが、彼らにとっては新しい刺激でした。その違和感から異文化理解の重要性が生まれました。
「万博は、世界中の国々の集まりなんだよ」と伝えると、子どもたちの表情が明るくなり、「面白いものがたくさんある。いつかいろんな国に行きたい」という夢が目に見えました。ミャクミャクを手にした子どもは、「YouTubeで見たフェイスシールを使いたかった。夢が叶った」と、喜びを表現しました。
このように、厳しい現状の中でもミャクミャクがもたらす「異文化体験」が、笑顔や未来の希望へとつながりました。
支援を関係へ変える取り組み
遊佐中学校は、単に文房具を集めるのではなく、「誰にどう届けるか」という思いを大切にしています。「なかよし万博」は、物資支援と教育の二重のアプローチで子どもたちの心の「回復」を目指しました。
なかよし学園の使命
最終的に、なかよし学園は「つながる」だけでなく、「助け合える関係」へと進化させることを目指しています。このプロジェクトを通じて、難民支援が単なる一過性のイベントではなく、長期的な関係構築への第一歩であることを示しています。
最後に
今後、現地からのフィードバックを共有した後、次の探求テーマへとつなげ、授業を通じて「世界で機能する学び」を提供し続ける予定です。なかよし学園は、継続的な教育支援を通じて、子どもたちに未来を描く力を育てていきます。