漆硝子・玄タンブラー
2022-03-08 10:00:20

新たな美を映す漆硝子『玄(kuro)タンブラー』が登場

漆の美しさを日常で楽しむ『玄(kuro)タンブラー』



3月18日より、スパイラルオンラインストアにて新たな漆硝子シリーズ『玄(kuro)タンブラー』が先行発売されます。この商品は、「日常の奥行き」をテーマにした特別な日のテーブルを彩るためにデザインされました。漆硝子ブランド「百色」によってリリースされたこのグラスは、特に日常使いしやすいというニーズを反映した製品です。価格は5,500円(税込)です。

タンブラーの特徴



『玄(kuro)タンブラー』は、手仕事の風合いを尊重し、料理や飲み物の色合いが美しく引き立つ落ち着いた素材感を持っています。サイズはφ8.3cm×h7.5cmで、容積は300cc。展開されている色は「半塗り墨黒」と「全塗り鉄黒」の2種類で、どちらも独自の魅力があります。

色の説明


  • - 半塗り墨黒は、煤を練り込んだ黒漆を使用し、濃淡をつけたぼかし塗りが特徴です。ガラスの透け感を保ちつつ、漆の質感を際立たせています。
  • - 全塗り鉄黒は、透ける黒漆を薄く塗り重ねたことで、一見真っ黒でも光にかざすと微妙なグラデーションが見え隠れします。見る角度や光の当たり方によって表情が変化し、魅力を増しています。

製作のこだわり



漆はその精製方法や素材によって大きく変わり、自然なグラデーションが求められます。この『玄(kuro)タンブラー』の製作には最高難度の技術が要求され、均一に薄く漆を塗るため、特に神経を使います。作業の際には、埃の付着を避けるために通常以上の注意を払う必要があります。

名前の由来



製品名「玄(くろ)」は、深みのある黒色を表す言葉であり、微妙で奥深い意味も持っています。著名な日本の美術家・エッセイスト、篠田桃紅は、この言葉を「淡い墨を重ねて刻していく様」と表現しています。この製品は、漆が見せるさまざまな黒に焦点を当て、ガラスとの調和を探求した結果生まれました。

デザインと企画



この製品は、「生活とアートの融合」をテーマとするスパイラルオンラインストアとの協力で誕生しました。デザインは、空間デザイナーの川﨑敏弘氏と、グラフィックデザイナーの靎沢咲子氏による「WALTZ. LLC」が手掛けています。彼らのコンセプトは、触れた人々の心が躍るようなユニークで明快なデザインを生み出すことです。

丸嘉小坂漆器店について



このタンブラーの製造を手掛けるのは、木曽漆器の伝統工房である丸嘉小坂漆器店です。1945年に創業し、木曽平沢で家庭用の漆器を中心に展開しています。彼らの製品は、国内外で広く認知されており、漆硝子という新しい形の漆の可能性を追求し続けています。

まとめ



『玄(kuro)タンブラー』は、デザイン性と機能性を兼ね備えた素晴らしい製品です。スパイラルオンラインストアでの先行発売を通じて、多くの人々にこの新しい漆硝子の魅力が伝わることを期待しています。特別な日常を彩るこのタンブラーは、贈り物や自分へのご褒美としても最適です。

会社情報

会社名
有限会社 丸嘉小坂漆器店
住所
長野県塩尻市木曽平沢1817-1
電話番号
0264-34-2245

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