おもてなしの現状
2019-11-06 11:01:54

日本文化を世界へ伝えるためのおもてなし、外国人観光客対応の現状とは

日本文化を世界へ伝えるためのおもてなし、外国人観光客対応の現状とは



日本を訪れる外国人観光客は年々増加しており、特に注目されているのは2020年に予定されている東京オリンピックの影響です。また、訪日外国人数は日本政府が掲げた目標を超え、2016年には2400万人を突破。その結果、政府は2020年に4000万人を目指す新たな目標を設定しました。この盛り上がりの背景には、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことや、日本国内のエンターテイメント、例えばアニメやゲーム、化粧品のクオリティが挙げられます。

調査概要



株式会社音通堂は、旅行会社や広告代理店で勤務する人々を対象に、訪日外国人へのおもてなしに関するアンケートを実施しました。調査は2019年10月中旬に行われ、1022名の回答を得ています。そこで明らかになった、外国人観光客とのコミュニケーションに関する実情について見ていきましょう。

訪日外国人対応での課題



調査結果によると、訪日外国人のお客との対応で最も困ったこととして挙げられたのは「言語コミュニケーション」で、回答者の39.7%がこれを選びました。言語の壁が依然として大きな問題となっているようです。具体的なエピソードも寄せられ、例えば「説明中にお客様がどこかに行ってしまった」「注意事項を伝えても理解されなかった」といった体験が報告されました。

翻訳アプリなどの技術は進化していますが、未だに多言語対応が十分ではないことがわかります。

外国人観光客に喜ばれる日本文化



一方で、訪日外国人に喜ばれたエピソードとして最も多かったのは「日本文化」で、その割合はなんと55.4%に上ります。「お箸の持ち方を教えたら喜ばれた」「観光地への案内に感動された」といった声が寄せられ、日本文化の魅力が外国人にも伝わっていることが伺えます。

団体旅行者の増加傾向



訪日外国人の中には、団体旅行者も多く見受けられます。調査では、団体の規模として「~30名」が61.6%を占め、次いで31~50名の団体が26.3%と続きます。これからますます団体での旅行が増加すると予想される中で、旅行会社やイベント会社における企画の難しさがあることも認識されています。

イベント会社に期待すること



旅行業界中でのニーズの中では、団体旅行者に向けた「選択式のイベント」が求められています。36.2%がこの意向を示し、全てパッケージ化されたものや料金に関する希望も挙げられています。また、イベント会社に対する期待として「機材の設定や準備をしてほしい」という要望が最も多く、次いで「リハーサルの可否」や「会場側との連絡」が重視されています。

旅行会社・広告代理店へのおもてなしの重要性



訪日外国人へのおもてなしは、文化を伝えるだけでなく、お客様にとっての貴重な思い出を作るものであるため、旅行会社や広告代理店には大きな責任が伴います。約9割のアンケート回答者が「日本の文化を発信・広めていきたい」と感じており、

会社情報

会社名
株式会社音通堂
住所
東京都江戸川区南葛西2-2-8-702
電話番号
03-6875-4541

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