イオンの防災都市創生
2025-09-17 15:32:51

イオンと東北大学が取り組む防災環境都市創生の新たな未来

イオンと東北大学が築く防災環境都市の新たな試み



2021年、イオンモール株式会社、公益財団法人イオン環境財団、国立大学法人東北大学災害科学国際研究所の三者が連携し、「イオン防災環境都市創生共同研究部門」を設立しました。この共同研究は、自然災害や感染症の脅威に対抗するための施策を地域と共に考えることを目的としています。

設立の背景と目的

近年、自然災害の頻発や大規模な感染拡大が問題視され、コミュニティの安全性が脅かされています。これに対応するため、緑豊かな環境を整備し「レジリエント・コミュニティー」を形成することが求められています。このプロジェクトは、そうしたニーズに応える形でスタートしました。

第1期の成果(2021年10月~2024年9月)


1. 防災減災の取り組み ー 災害が発生した際にも安全を確保するための施設作りを進めました。避難計画やBCP(事業継続計画)の策定、地域住民の支援策を実施しています。

2. 杜のデザイン ー 東北大学の旧キャンパスに因んだ緑化計画が進行中で、地区内では約21,000本の樹木が植樹されました。さらに、地域の生態系と調和するための調査が行われ、宮城県産の樹木が多く活用されています。特に近隣の小学校との「苗守」活動では、生徒たちが育てた苗木がコミュニティに植えられ、地域の協力が生まれています。

3. 感染症対策の実施 ー 新型コロナウイルスによる影響を考慮し、来街者が安心して利用できる施設作りにも努めています。有効な感染拡大防止策が常に施されています。

4. 地域との連携 ー 学校との協力を含む地域活動が行われ、仙台防災未来フォーラムでの定期報告会やシンポジウムを通じて、情報の発信を行っています。

第2期の活動計画(2024年10月~2027年9月)

第2期では、防災・減災戦略に焦点を当て、避難計画や地域連携拠点の構築を進める予定です。また、地域との連携を深め、緑に包まれた心地よい場所を作ることを目指します。ワークショップやイベントを実施し、地域が一体となる環境づくりを進めるほか、周辺教育機関とのつながりも強化します。

期待される成果

本プロジェクトによって提案される基本コンセプトは、他の地域でも応用可能で、国際的な活動への貢献が期待されます。SDGs目標ともリンクした取り組みが進むことで、仙台の防災枠組みが強化され、地域の安全性向上が図られます。

このように、イオンと東北大学の共同研究は、地域の防災対策や環境整備に寄与し、未来の持続可能なコミュニティの構築に向けて着実に進んでいます。今後の展開から目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
公益財団法人イオン環境財団
住所
千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1 イオンタワー25階
電話番号
043-212-6022

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。