コクヨ、デジタル人材育成の新しい試み
コクヨ株式会社が、デジタル人材育成の取り組みとして『KOKUYO DIGITAL ACADEMY』のseason3を7月11日からスタートさせます。このプログラムは、コクヨグループの社員向けに設計されており、デジタル技術やデータ活用のスキルを身につけることを目的としています。特に、今回のseason3では、業務に直結した実践型カリキュラムへと大きく進化します。
新たなニーズに応えるカリキュラム
既存の課題を解決するために設計されたこのプログラムは、これまでに1,400名以上の社員が修了しており、98%以上の受講者が「知識が身に付いた」と実感しています。さらに、実践的な活用ができているとの声も70%以上に上ります。これを受け、今期ではパートナー企業も受講できるようにし、コラボレーションによる相互成長を図ります。
新たに追加された講座には、システムエンジニアリング講座(Advanceレベル)や、データアナリティクスに特化したプログラム『DD-Lab』があります。また、実習の場である『GPT-Lab』は『GenAI-Lab』に改変されます。このように、実務と学びを結びつけることで、参加者は具体的な業務課題に挑むことができるのです。
カリキュラムの詳細
新しいカリキュラムでは、参加者が自身の業務に関連したミッションを選択し、AI技術を使ってリアルな問題に取り組むことが求められます。以下の3つのミッションが用意されています:
1.
セールス強化系ミッション:AIを活用した営業プロセスの効率化。
2.
企画・コンサル強化ミッション:企画力向上のためのAI活用。
3.
クリエイティブ&エンジニアリング強化ミッション:制作や開発スキルの習得。
これにより、受講者は各自の職務に即したスキルを獲得し、実務への応用が期待できます。
パートナー企業との連携
初の試みとして、コクヨグループの社員だけでなく、販売店やパートナー企業も参加できる形を整えました。これにより、業界全体のデジタル変革(DX)を進めるための基盤を築きます。申込数も270名以上に達するなど、高い関心を集めています。
この新しいアプローチは、パートナー企業との学びの共有を通じて業界全体のスキル向上にもつながるでしょう。今後の展開が楽しみです。
コクヨアカデミアの位置付け
コクヨアカデミアは、デジタル領域をはじめとするさまざまな領域でのスキル育成を目的とした教育機関です。ビジネススキルやリーダーシップ、クリエイティビティなど、体系的に知識を得る場を提供しています。社員同士の教え合いを通じて、持続的な学びの土壌を形成します。
結論
コクヨのデジタル人材育成プログラム『KOKUYO DIGITAL ACADEMY』のseason3は、今後のビジネス環境においてますます重要となるデジタルスキルを身につける絶好の機会です。受講者は最新の知識を持ち寄り、業務に活用することで、自己成長を実感できるでしょう。これからも、コクヨの取り組みによるデジタル変革の加速が期待されます。