エリーターズ×UPS提携
2021-06-01 09:00:03

エリーターズとUPSが手を組み越境クラウドファンディングを支援

エリーターズとUPSが手を組み越境クラウドファンディングを支援



株式会社エリーターズ(CEO: 林一馬)とUPSジャパンは、国際物流とクラウドファンディング支援の分野で共同事業を展開する業務提携を発表しました。これは、越境クラウドファンディングを通じて、海外メーカーの日本市場進出を円滑にすることを目的としています。

クラウドファンディングの新たな可能性


海外メーカーが日本市場に進出する際には、販売体制の構築や在庫の確保、認知度向上など多岐にわたる初期投資が必要です。さらに、言語や商慣習の違いが進出における大きなハードルとなっています。そんな中で、クラウドファンディングが企業の新たなマーケティング手法として脚光を浴びています。特に、クラウドファンディングは、リスクを抑えつつ自社商品の市場反応を見極める手段として活用が進んでいます。

エリーターズは、クラウドファンディングの「プロジェクト」を日本企業が主催し、海外メーカーの需要に応じてマーケティングやコミュニケーションを担う役割を果たします。そして、UPSは物流面でのトータルサポートを行い、エクスプレス輸送や通関手続き、倉庫管理などを通じて、海外メーカーと日本企業の交渉を円滑に進める手助けをします。

複雑な国際物流への対応


国際物流の複雑さは、特に輸入時の法令遵守において重要です。日本企業は輸入者としての法令理解不足から、通関手続きに問題を生じさせることがあるため、UPSが提供する専門的な物流知識とサポートが不可欠です。提携により、エリーターズはプロジェクトの進行を円滑にし、物流面でのトラブルを未然に防ぐ役割を果たすことが期待されます。

実際、UPSによる包括的な支援が提供されることで、商品の迅速かつ安定した入荷が可能となります。さらに、流通面でエリーターズが日本企業と協力し、海外メーカーの日本進出を助けるという流れが確立されます。

ビジネスモデルの未来


エリーターズの林CEOは、クラウドファンディングが物販業界の新たな販売手法として広まる中、特に期間限定のマーケティング力を強調しました。また、海外メーカーとの取引を通じて、会員への貿易や物流に関するサポートが拡大することを目指しています。

UPSの武藤営業部長は、最近のパンデミックが貿易業界に与えた影響を踏まえ、個人事業主による貿易が活発化していることを指摘。その中で、越境クラウドファンディングが新たなビジネスモデルとして成長する可能性に期待を寄せています。

共同イベントでの支援活動


両社は、2021年6月16日より開催される第2回関西物流展において、越境クラウドファンディングビジネスの支援活動を共同で展開する予定です。これにより、ビジネスコミュニティ全体における国際取引の活性化が期待されます。

エリーターズとUPSの概要


エリーターズは、1,400社を越える海外メーカーとの商談実績を持つビジネスコンサルタント会社で、会員向けの支援プログラム「エリーターズクラブ」を運営しています。一方、UPSは1907年に創業した国際物流のリーダーであり、世界220以上の国や地域で多様な物流サービスを提供しています。今後の提携により、越境クラウドファンディングがさらに発展することに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社エリーターズ
住所
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5F
電話番号

トピックス(経済)

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