未来を見据えた日本酒のプロジェクト
2025-07-30 12:20:26

未来を見据えた産官学連携による日本酒プロジェクトの中間報告

阪神・淡路大震災から未来へ──SAKE HUNDREDと学びの連携



2025年、大震災から30年の節目に向けて、SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)が進める連携プロジェクトの中間発表会が、兵庫国際交流会館にて行われました。このプロジェクトは、「灘の蔵・30年熟成酒の想いを未来に繋ぐプロジェクト」として、神戸松蔭大学と神戸学院大学と共同で行われています。プロジェクトの主な目的は、阪神・淡路大震災を経て受けた影響や、それを乗り越えて生まれた日本酒「現外」(げんがい)の重要性を再認識し、次世代に伝えていくことです。

灘の蔵が生んだ「現外」のストーリー



SAKE HUNDREDの「現外」は、30年間熟成させた日本酒で、震災を乗り越えてきた歴史を持つ唯一無二の存在です。今回の発表では、参加した学生たちが「現外」を通じてどのように震災の歴史と日本酒の魅力を伝えていくかに焦点が当てられました。学生たちが参加した官能評価やプレインタビューの結果は、震災当時の記憶や経緯を知り、未来を見据えた学びを深めるための重要な要素です。

産官学連携による共同研究



このプロジェクトは、SAKE HUNDREDが神戸松蔭大学と神戸学院大学とともに進める産官学連携の一環であり、各大学の専門知識を活かしながら、研究が進行しています。特に、神戸松蔭大学の川口ゼミでは、震災の影響を受けた地域の未来を考え、学生が主体となって研究を行っています。彼らは、現地の酒蔵や関係者へのインタビューを通じて「現外」の価値を発見し、議論を深めています。

中間発表会の内容



7月18日に行われた中間発表会では、参加学生たちがこれまでの研究成果を発表しました。神戸学院大学の木暮ゼミの学生たちも登壇し、自らが調査した結果や視点を共有しました。中でも、『現外』が持つ「希望の灯」としてのストーリーについての発表は、多くの参加者の共感を呼びました。日本酒が持つ文化的価値や地域への影響について、発表者たちは熱心に意見を交換しました。

更なる取り組みと未来への展望



このプロジェクトは、次のステップとして、さらに深い調査と継続的なフィードバックを行うことが予定されています。また、最終的には2026年1月に合同で行う発表会に向けて、両大学間での情報共有やワークショップも行われます。発表会では、今後の取り組みとして学生たちはリーフレットの制作などを提案し、より多くの人々に「現外」の魅力を伝えていく方法を模索しています。

支え合う地域の精神



「現外」はただの日本酒に留まらず、それが生まれた背景には多くの人々の想いや意志が宿っています。今回のプロジェクトを通じて、震災の経験を持つ地域の人々の記憶を次世代へと繋ぐ重要な役割が期待されています。SAKE HUNDREDや関係者たちが力を合わせることで、この歴史的な酒文化を守り育てていく使命を果たしていくことでしょう。

この中間発表会は、未来への大きな一歩となりました。SAKE HUNDREDの取り組みが、今後どのように展開されていくのか期待が高まります。日本酒の深い歴史を伝え続けるために、産官学の連携がどのように機能していくのか、ぜひとも注目したいものです。また、「現外」の背後にある物語を知ることで、より多くの人々がこの特別な日本酒を味わう機会を得ることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社Clear
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目4−3JP渋谷4階
電話番号
03-6455-3496

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