日本の未来を担う歯科医療人材育成プロジェクト
一般社団法人日本ミャンマー歯科医師衛生士協会(JAMDHA)は、日本の歯科医療業界が抱える深刻な人材不足問題を解決するため、「留学生歯科医療人材育成プロジェクト」を始動しました。これは、歯科助手としての実務経験を積みながら、最終的には歯科衛生士の国家資格取得を目指す留学生を支援する取り組みです。日本で学びたいと考える外国人留学生が専門知識を学ぶ場を提供し、同時に日本の医療現場の質を向上させることを目的としています。
人材不足の背景
現在、日本の歯科医療現場は、質の高いサービスを提供するために必要な歯科助手および歯科衛生士の不足という厳しい課題に直面しています。多くの歯科医院が人材確保を試みているものの、その実現が難しく、地域医療の質の低下に直結しています。これに対し、高い志を持った外国人留学生が意欲的に医療分野へ進出する意向を示していますが、教育と就労の橋渡しが不十分であることが、彼らのキャリア形成を阻む要因となっています。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、次のステップに分かれています。
1.
教育・育成: JAMDHAは独自のカリキュラムと教材を使用し、歯科助手に必要な知識と技術を教えます。検定試験を受けた留学生には一定の技術レベルが保証されます。
2.
就労支援: 検定に合格した留学生は、スポンサークリニックにおいて歯科助手としての仕事を始めることができ、報酬を得ることにより実務経験を積みます。
3.
キャリアアップ支援: 労働と学業を両立させながら、歯科衛生士学校に進学します。学費の負担はスポンサークリニックの援助によって軽減されます。
4.
未来への貢献: 歯科衛生士の資格を取得後は、スポンサークリニックでの勤務を通じて、日本の歯科医療への貢献を果たし、将来的には母国での医療水準を向上させる役割も期待されます。
このように、プロジェクトは留学生、医療機関、社会全体にとって三方良しのプランを提供します。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクトの実現に向け、2025年8月25日からクラウドファンディングを開始します。目標金額は800万円で、募集期間は2025年10月10日まで。この支援金は、留学生がオンラインで学ぶためのeラーニングシステムの構築や、教育に必要な教材開発に使用されます。
プロジェクトページのURLは
こちらです。
将来の展望
JAMDHAは、将来的には日本国内だけでなく、ミャンマーを含むASEAN諸国との連携を通じて国際的な医療人材交流の拠点を築くことを目指しています。教育の国際的な標準化を進め、日本がアジアにおける歯科医療人材育成の中心となくことを期待しています。
このプロジェクトは日本の医療の未来を見据えた重要な一歩であり、国境を越えて夢を実現しようとする若者たちを支援する取り組みです。皆様のご支援をお待ちしております。