公立千歳科学技術大学と日本数学検定協会、連携協定を締結
2025年11月21日、公立千歳科学技術大学と公益財団法人日本数学検定協会の間で、相互の連携協力に関する協定が締結されました。両者はこの協定を通じてDX人材、地域人材、さらには産業人材の育成を目指します。
連携の背景
日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)や人工知能(AI)の進展は、人材育成の重要性を高めています。政府の「AI戦略2022」でも、数理やデータサイエンスを理解・活用できる人材の必要性が強調されています。このような背景のもと、今回の連携協定は、両者が協力して働きかけを強化するものです。
協定の具体的内容
1.
オンラインセミナーの開催: 主に「数理・データサイエンス・AI」に関するリテラシーを高めるため、オンラインでのセミナーを開催する予定です。これにより、年間約50万人の受講を目指し、地域との連携を強化します。
2.
新しい学びのプラットフォームの創出: 「文理横断・融合」を基礎にしたプラットフォームを作り、地域の学びや人材育成に関する課題を共同で解決していこうとしています。
3.
知的・人的資源の交流: 両者が持つ知的資源と人的資源の間で交流を図ることで、新たな知見や研究成果を生み出し、それを地域社会へ還元していくことを目指します。
4.
必要に応じた追加項目: 上記以外にも、新たな課題に対して随時協力事項を検討していく方針を持っています。
協定締結式での挨拶
協定締結式では、日本数学検定協会の理事長、髙田忍氏が挨拶を行い、地域社会における数学の重要性を強調しました。特に、台湾の例を挙げながら、半導体技術者を志望する学生が数学の理解と重要性を意識している状況を共有しました。
また、宮永喜一公立千歳科学技術大学の理事長・学長も挨拶を行い、今後の大学院理工学研究科の拡充計画を紹介しました。新たなコースの設立と定員の増加を通じ、地域に根差した人材育成を進める姿勢を示しました。
数学検定の意義
この協定は、日本数学検定協会が実施している実用数学技能検定「数検」とも密接に関連しています。「数検」は、実用的な数学力を測定する全国レベルの検定であり、多くの学生や社会人が受検し、数学スキルの向上に貢献しています。
結論
公立千歳科学技術大学と日本数学検定協会の連携は、単なる教育の一環ではなく、地域社会や産業全体における展望を持つ重要な取り組みです。今後の相互の発展が期待されます。