AI活用の予測が示すMSPの成長と課題の深刻化

AIがもたらすマネージドサービスプロバイダーの成長



情報管理のリーダーであるOpenTextが発表した「Global Managed Security Survey」によると、92%のマネージドサービスプロバイダー(MSP)がAIによる成長を実感しています。しかし、一方で顧客の期待に応える体制が不十分であることも指摘されています。

この調査では、1,000社以上のMSPが対象に行われ、92%がAIへの関心から企業の成長を実感し、96%がその成長が今年も続くと予測しています。しかし、中小規模企業(SMB)向けにAIツールの導入を支援する準備が整っていると感じるMSPは約50%に留まっており、この結果は昨年の90%から大幅に減少しました。このことから、MSPのAIに対する準備不足が深刻であることが浮き彫りとなっています。

MSPが直面する現実の課題



調査結果によれば、多くのMSPはリソースの制約やツールの急激な増加、顧客環境におけるサービス標準化の課題に直面しています。これに対し、OpenTextのCybersecurity事業開発担当バイスプレジデントのMichael DePalmaは、MSPが中小企業のAI導入において柔軟で統合されたサービスを提供できるセキュリティパートナーを求めていると述べています。これは、特に運用の簡素化を図りながら、顧客ニーズに応えられることが重要であることを示しています。

特に注目すべきは、67%のMSPがカスタマーサポートに、66%が技術サポートにAIを活用しており、58%は脅威検知と対応にAIを利用しているという点です。これにより、AIの専門知識が脅威防止並びに24時間365日のサポートに続いて、中小企業向けMSPにとって重要な要素となっています。

中小企業のニーズと選択



顧客はコスト削減を主な課題とする一方で、2023年の顧客の28%がコスト削減を優先としていたのに対し、2025年にはわずか17%に減少すると予想されています。さらに、中小企業の71%はオールインワンのセキュリティバンドルを好み、全体の45%はエンドポイント、ネットワーク、メールセキュリティのバンドルを選びたいと考えています。このように、導入に際してのシンプルさがコスト以上に重視されていることがわかります。

また、MSPの78%が統合の容易さを重視し、セキュリティソリューションの堅牢性を重視する傾向も浮かび上がっています。今後MSPの44%がセキュリティソリューションの質を購入の最大要因として捉えています。

サービスの拡大が鍵



さらに、MSPの95%が今後12か月以内にサービス提供の拡大を予定しており、57%が新たなサービスを開発する意向を示しています。新サービスの優先項目には、ツール間の統合(38%)、コアサービスへの高接続率(18%)、業種全体にわたる適用性(16%)が挙げられています。顧客獲得の方法としては、紹介(32%)が最も多く、続いてオンライン検索やデジタル広告(29%)が並びます。

まとめ



AIの導入ニーズが高まる中、MSPは適切なソリューションを持たず拡大に課題を抱えている現状が浮き彫りになりました。今後、MSPがこの課題を克服し、柔軟かつ効果的なサービスを提供できるかが、成長の鍵と言えるでしょう。OpenTextの調査結果は、いかにしてAIを取り入れて顧客の期待に応えることができるかを考える重要な指針となります。

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