AQ Groupの「つくろう!木育フェス」が大きな評価を受ける
埼玉県のAQ Groupが主催する「つくろう!木育フェス」が、2023年8月20日に「キッズデザイン賞」を受賞しました。この賞は、子どもたちの創造性を育むデザインとして認められたもので、この催しは環境に配慮した活動を通じて未来の世代を育てることを目的としています。この受賞で、AQ Groupは通算7度目の栄誉に輝き、10作品目となる受賞となりました。
木育フェスの背景と目的
「つくろう!木育フェス」は毎年夏に開催され、木に触れることを通じて、子どもたちに地球環境への関心を持たせ、豊かな人間形成を目指すSDGsイベントです。2023年で3回目の開催となるこのイベントでは、木育授業や廃材アートコンテスト、カンナ削り体験を用意し、実際に体験しながら学ぶ機会を提供しています。
受賞のポイント
今回のキッズデザイン賞受賞の要因としては、持続可能な森林環境を意識した活動が評価されたことが挙げられます。また、学ぶことを一方的に押し付けるのではなく、子どもたちの「驚き」や「好奇心」を引き出す仕組みが功を奏しました。特に、木の特性や森の循環について学ぶ「学ぶ・知る」プログラム、カンナ削り体験を通じて木材の魅力に触れる「触れる・感じる」プログラム、そして廃材を使った「創る・考える」プログラムの3部構成が、子どもたちにとって楽しく、自由に学べる場を提供しています。
アクティビティの内容
1. 学ぶ・知る
専門家による木育授業が行われ、木の特性や森の循環について学びます。クイズ形式で楽しく知識を得ることができます。
2. 触れる・感じる
カンナ削り体験を通じて、木材に親しんでもらいます。大工の技を体験し、木の素材感を感じることができます。
3. 創る・考える
廃材アートコンテストでは、木造住宅やビルを建設した際に出た廃材を再利用し、子どもたちは自由にアート作品を創作します。この活動を通じて、木材の再利用や資源の大切さを学ぶことができます。
行政の後援と拡大する参加者
木育フェスは、農林水産省からの後援を受け、埼玉県やさいたま市、さらには奈良や広島、群馬県など、全国各地の行政や企業からも支持を受けています。夏休みに開催されるこのイベントには、1万人規模の参加者を見込んでおり、スタートから3年でAQ Groupを代表する一大イベントに成長しました。
今後の展望
AQ Groupは、キッズデザイン賞を通じて子どもたちの未来を支援する取り組みを今後も続けていく意向を示しています。このような取り組みによって、未来を担う子どもたちが、自らの手で未来を創り上げる力を育むことが期待されています。今回の木育フェスは、まさにその一歩となるイベントです。今年も8月31日まで続き、全国の約150の拠点で開催されています。参加はすべて無料で、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。