リックソフトがアイペット損害保険のナレッジ管理を強化
東京都のリックソフト株式会社は、アイペット損害保険株式会社のナレッジ管理環境の整備をサポートし、同社の業務を大きく進化させました。特に、アトラシアン社製のコラボレーションツール「Confluence」を導入したことで、社内の情報共有やコミュニケーションが格段に向上しました。
導入経緯と課題解決
アイペット損害保険は日本国内のペット保険業界でトップを走る企業です。以前は、情報システム部がファイルサーバやMicrosoftの「SharePoint」を使用して業務を運用しており、社内にいくつかの課題が存在していました。主な問題点としては、情報が部署ごとに分散し、ドキュメントのバージョン管理が不十分であること、会議の議事録が保存されないことがありました。
リックソフトはこれらの課題に目を向け、最適なツールとアプリケーションの組み合わせを提案しました。これにより、アイペット損害保険内部で統合されたナレッジ共有基盤が構築され、業務の効率化が図れました。
Confluenceの導入とその効果
2020年にはサーバー版の「Confluence」を導入し、2022年には自社でクラウド移行を実施しました。このクラウド移行を担当した社員は、リックソフトの迅速なサポートと親身な対応に感謝しており、スムーズな移行が実現できたと高く評価しています。
現在、アイペット損害保険の約800人が「Confluence Cloud」を使用しており、豊富なドキュメントテンプレートにより、社内で議事録を残す文化が醸成されています。このようにして、重要な情報の管理が一元化され、従業員は簡単に必要な情報にアクセスできるようになりました。
AI活用と未来展望
アイペット損害保険は、今後の業務においてAIの活用を推進する方針を掲げています。Confluenceには生成AI機能が搭載されており、「要約」や「翻訳」などの機能が随時追加されています。これにより、さらなる業務効率化が期待されています。
Confluenceの詳細
Confluenceは、アトラシアン社が開発したコラボレーションツールです。このツールを使用すると、ユーザーは簡単に情報を作成・共有し、コメントを残すことができます。そのため、必要な情報が一元的に管理され、業務全体の透明性や効率性が向上します。2024年11月現在、Confluence Cloudには「Atlassian Intelligence」が搭載されており、ページの要約や翻訳機能も利用可能です。
まとめ
リックソフトのアイペット損害保険への支援事例は、ナレッジ管理の重要性を再認識させるものでした。今後もAI技術を活用した新たなアプローチで、さらなる業務改革が進むことが期待されます。詳細はリックソフトの公式ウェブサイトで確認できます。
リックソフト株式会社