ギブリーの革新でバナー制作が進化
株式会社ギブリーは、AIを活用したバナー制作を自動化する新たな取り組みを発表しました。この度、韓国のAIスタートアップPion Corporationが提供する自動化ソリューション「VCAT.AI」との技術連携を強化することで、マーケティング業務の効率化を目指しています。
自動生成ツール「VCAT.AI」とは?
「VCAT.AI」は、ユーザーが商品URLを入力することで、広告向けの映像やバナー画像を自動的に生成するツールです。このサービスは、ギブリーが展開するマーケティング業務用生成AIツール「マーケGAI」と連携することで、さらなる機能を追加しました。これにより、設定した商品情報や生成コピー、画像素材を簡単に広告バナーとして活用できるようになります。
ノンデザイナーでも簡単にバナー制作
新しく加わった「バナー作成機能」は、デザイン経験がない人でも手軽に使えるのが魅力です。テンプレートを基に画像素材やテキストを挿入するだけで、数分でバナーを作成できるのです。また、同時に複数のサイズでバナーを生成することも可能で、フォントやカラー、素材の調整も直感的に操作できます。この機能により、SNSや広告配信といったさまざまな場面での対応が迅速に行えるようになります。
今後の展望
今後は画像を基にしたバナー生成から動画クリエイティブの自動生成へと機能を拡張し、ショート動画やプロモーション動画などの制作も視野に入れています。この動きにより、SNSマーケティングやWeb広告において、より効果的で効率的なクリエイティブ制作が実現されることでしょう。さらに、ユーザー行動データや興味関心に基づいたパーソナライズ機能の強化も計画されています。これにより、マーケGAIが保有するデータを駆使して、個々のニーズに最適化されたビジュアルやメッセージを自動で生成することを目指しています。
提携先のコメント
Pionの代表であるチョン・ボムジンは「『VCAT.AI』は世界中で多くのブランドに自動化ソリューションを提供しています。ギブリーとの提携により、日本市場に進出できることを大変光栄に思います。双方の協業によって、マーケティング素材制作の自動化がさらに進むと確信しています」とコメントしています。
また、ギブリーのCMOである吉田将輝も「Pion社との提携により、より革新的なマーケティングクリエイティブの自動化をお客様に提供できることを嬉しく思っています。両社の強みを活かし、多くのマーケターの要望に応える価値創造に邁進していきます」と語っています。
会社情報
Pion Corporationは2019年に設立され、韓国ソウルに本社を置く企業で、バナー生成AIツール「VCAT.AI」を開発・提供しています。ギブリーは2009年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。HRテック事業やマーケティングDX事業を展開し、AI技術を駆使した多岐にわたるサービスを提供しています。両社の連携によって、マーケティングの未来に向けた新しいソリューションが生まれることが期待されています。