星野リゾートが新入社員を迎えた2025年春の入社式
2025年4月3日、星野リゾートは新たに約500名の新入社員を迎えて、入社式を執り行いました。この式典は国内外に71の宿泊施設を運営する星野リゾートにとって重要なイベントであり、参加者たちにはそれぞれの地域の魅力を体感する貴重な機会でもありました。
地域の特色を反映した入社式
今年の入社式は、北海道、青森、長野、大阪、沖縄の5つの拠点でそれぞれ行われました。その地でのみ味わえる体験が新入社員を待っており、全員が地域の魅力を学ぶことができるよう工夫されていました。入社式の目玉の一つは、「手形の契り」という伝統行事です。新入社員たちは絵の具を使って手形を押し、未来への決意を表現しました。
地域文化の体験
入社式の後半では、青森のねぶた祭りに合わせた伝統芸能「跳人」体験や、沖縄の「ぶくぶく茶」の振る舞いといった地域に根ざしたアクティビティが用意され、参加者たちはそれぞれの土地にある文化やおもてなしの心を体感しました。これにより新入社員たちは、その土地の魅力を感じると同時に、今後訪れるお客様に対して旅の楽しさを共有するという期待感を高めていました。
入社式のプログラム
入社式は2日間に分けて行われ、初日の391名と8日の105名が参加。それぞれの施設で実施された「契りの会」では、星野リゾートの代表や希望する配属施設のスタッフから新入社員への温かいメッセージや川柳が届けられました。新入社員たちはこれに対して返歌を詠み、互いの想いをこめた手形を布に押し付けました。この手形は、星野リゾートが社員に対して持つ深いコミットメントを象徴しています。
研修と自律した組織作り
さらに、新入社員たちは翌日から行われる「Warm-up-Camp」と呼ばれる4日間の研修に臨みます。2025年度の研修テーマは「CAMP!CAMP!!CAMP!!!」。このテーマの下で、参加者は変化の早い時代において求められる思考力や判断力、表現力を養うことが目的です。ディスカッションを通じて、チームでの協働の楽しさや難しさを経験し、新しいスキルを身につけることが求められます。
地域の魅力を学ぶ特別な機会
新入社員には、北海道の旭山動物園での研修も行われ、具体的な業務に必要な知識や地域に根付いたサービスの重要性を学ぶ機会が与えられました。これは、星野リゾートが地域の魅力を生かしたサービスを提供するための基盤作りにつながります。
2025年度には合計で974名の新入社員が仲間に加わる予定であり、入社時期は4月、6月、10月、2月と4回設けられています。これは、各新入社員が自分のライフスタイルに合わせたタイミングで入社できることを目指したものです。
星野リゾートの未来
星野リゾートは、これからも「旅を楽しくする」をテーマに、地域の魅力を最大限に引き出しながら、旅の目的に応じた多様なブランドを展開していく予定です。今後も新たな施設の開業やサービスの向上に努めていくことで、さらなる成長を目指しています。
新入社員たちがどのように地域の魅力を伝え、旅を楽しむ戸外体験を提供していくのか、これからの彼らの活躍に期待が寄せられています。