コモンズAI、新たな時代のAIに進化
Polimill株式会社が運営するQommonsAI(コモンズAI)は、2023年10月25日に予定されているプロダクト版のリリースで新機能を搭載します。これにより、利用者は特定の資料を基にAIと対話することができる独自データ対話機能が実現され、実際の業務での効果が期待されています。
何が新しいのか?
新しいデータ対話機能によって、ユーザーは自分が選んだ資料に基づいてAIに質問を投げかけたり、相談したりできるようになります。これにより、公的文書や計画書の内容確認が一層容易になり、効率的な情報収集が可能となるのです。たとえば、ある行政法令に関する詳細をAIが提供し、その要点を瞬時に把握できるでしょう。
自治体業務の効率化
QommonsAIは自治体や省庁の業務支援に特化した生成AIツールとして開発されています。全国各地の行政情報や学術論文を学習したAIが迅速かつ正確に必要な情報を提供し、職員の業務負担を軽減することを目的としています。新機能の導入によって、複雑な問いかけにも高い精度で応じることができ、業務の効率化に大きく寄与するでしょう。
プレビュー版からプロダクト版への移行
現在、50以上の自治体や省庁で利用されているプレビュー版は高く評価されていますが、10月25日からリリースされるプロダクト版では、利用者自身が資料をアップロードできる機能が追加されます。この機能は11月末以降に解放される予定で、ユーザーはより自由にAIと対話を行えるようになります。最初の段階ではPolimillによる資料のアップロードが行われますが、その後はユーザー主導での操作が可能になります。
概算見積シミュレーターの公開
プロダクト版のリリースに先駆けて、ユーザーからの要望が多かった概算見積シミュレーターもExcel版として先行公開されます。これは自治体のニーズを反映したもので、希望する自治体には個別に配布されます。これにより、各自治体は導入の参考として実際のコスト感を事前に把握できることが期待されます。もしご希望の自治体があれば、Polimillまでお問い合わせいただければ迅速に対応いたします。
Polimill株式会社について
東京都港区に拠点を置くPolimill株式会社は、生成AI「QommonsAI」やSNS「Surfvote」を開発・運営するICTスタートアップ企業です。QommonsAIは既に多くの省庁や地方自治体で導入され、Surfvoteは地域の課題解決を図るための意見交換の場を提供しています。Polimillは、すべての人が共同でルール作りに参加することで、AIとSNSを通じて理想的なデジタル社会の実現を目指しています。
このように、コモンズAIは地方自治体の業務運営に新たな風を吹き込む存在となっており、今後の展開が非常に楽しみです。QommonsAIがどのように利用者のニーズに応え、行政の業務効率化を進めていくのか、注目が集まります。