脱炭素社会の実現へ、富山県射水市に「LOVE the EARTHベンダー」を設置
富山県射水市の市役所2階に、ダイドードリンコ株式会社が新しい自動販売機「LOVE the EARTHベンダー」を設置しました。これは、脱炭素社会を目指す取り組みの一環で、環境に配慮した飲料を提供することを目的としています。設置日は2023年8月20日で、富山県内の自治体としては初めての導入となります。
この「LOVE the EARTHベンダー」は、2022年8月から全国展開が始まった「みんなのLOVE the EARTH PROJECT」の一部として誕生しました。カーボンニュートラルを実現することを基本価値とし、消費者のニーズに応える製品を取り揃えています。顧客とともに、持続可能な未来を創造する姿勢が強調されています。
射水市では、2023年2月に「ゼロカーボンシティ宣言」を発信するなど、積極的に脱炭素社会の実現に向けた努力を続けています。この自動販売機の設置は、射水市の環境保護活動をさらに推進することを期待されています。
災害救援機能も搭載
「LOVE the EARTHベンダー」は、通常の飲料販売に加えて、災害時には無償で飲料を提供する「災害救援自動販売機」の役目も担います。地震などの緊急時において地域社会に貢献する機能を持つことで、より多くの人々を支援する姿勢が示されています。また、自動販売機の売上の一部は、射水市心身障害者連合会へ寄付されるため、地域の福祉活動にも結びついています。
環境への取り組み
ダイドードリンコは、非化石電源(再生可能エネルギー)で発電された電気の環境価値を証書化し、これを活用することで自動販売機の運営を行っています。具体的には、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを利用した電力の供給がなされ、環境への負荷を減らす取り組みを実施しています。
今後もダイドードリンコは「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」という理念のもと、サステナブルな地域社会づくりに向けて様々な活動を続けていく方針です。地域の人々や環境に寄り添った企業として、一層の取り組みが期待されています。
この「LOVE the EARTHベンダー」による新しい取り組みが、脱炭素社会の実現や地域の災害対策にどう寄与していくか、今後の展開に注目が集まります。