台北国際酒展2025で紹介された津南醸造の日本酒の魅力とは？

台北国際酒展2025での津南醸造の活躍

2025年11月14日から17日まで、台湾の台北南港展覧館で開催された「2025 台北国際酒展」に津南醸造株式会社が参加しました。津南醸造は日本有数の豪雪地、新潟県津南町に本社を構える酒蔵で、特に食用米を使った醸造に力を入れています。このイベントでは、福白清酒のブースを通じて、日本酒の魅力を来場者にアピールしました。

講演内容の詳細

会期中に、津南醸造の代表取締役社長、鈴木健吾氏が講演を行い、福白股份有限公司の蔡沛馨 PHとのコラボレーションで「Brew for Future ─ 食用米醸造の挑戦と価値」というテーマでレクチャーを発表しました。講演では、豪雪地のテロワールを活かした日本酒の魅力や、特に魚沼産コシヒカリを使用した醸造技術について詳しく紹介。試飲を交えた内容は、多くの来場者の興味を引きました。

主な講演内容は以下の通りです：
1. 食用米醸造の科学的根拠とその価値について
2. サステナブル経営「Brew for Future」の具体例
3. AIを活用したスマート醸造や資源循環型酒造の現状
4. 国際賞を受賞した日本酒の試飲を通じた味覚体験とその市場価値

展示ブースの内容

津南醸造の展示ブースでは、最高峰の「郷（GO）GRANDCLASS 魚沼コシヒカリ Edition」を中心に、日本酒各種が紹介されました。その中でも、ミラノ酒チャレンジの白金賞を受賞している「GRANDCLASS」は特に人気を集め、多くの台湾の消費者や飲食関係者と積極的なコミュニケーションを図りました。

このような交流を通じて、国内外の市場での日本酒に対する関心が高まる中、津南醸造は台湾での新たな接点を多数確保しました。健康性やストーリー性、品質に重視した日本酒に対するニーズが増す中、今後の展開に期待が持たれます。

今後の展望

津南醸造は、今後も海外での活動を強化し、特に台湾市場における展開に注力する計画です。『共生する未来を醸造する』との理念のもと、日本酒の新たな価値を発信し続けることを目指していきます。

津南醸造について

津南醸造株式会社は、日本有数の豪雪地帯に位置する酒蔵で、標高2,000m以上の山々から湧き出る天然水を使用した酒造りを行っています。地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を使い、創造的かつ持続可能な酒造りを実施。2025年には、新潟県知事賞を受賞するなど、評価も高まっています。詳細はこちらをご覧ください。