新進アーティスト「亜紗美」による最後の個展
世田谷区に位置するギャラリーカフェ・ジョルジュが、2024年の年末をもって営業を終了します。その中で、11月1日から10日まで、最後の個展として新鋭画家の亜紗美さんによる「龍の道標」展が開催されます。亜紗美さんは、機能不全家庭での虐待のトラウマを水彩で表現し、傷ついた心を解放する作品を展開。
個展の詳細
「亜紗美・個展」は、実際に彼女が抱える心理を具現化した作品群を展示します。
- - 会期: 2024年11月1日(金)~11月10日(日)
- - 定休日: 11月5日・6日 (貸切: 11月3日)
- - 営業時間: 11:30~17:00 (最終日16:00まで)
- - 場所: ギャラリーカフェ ジョルジュ
東京都世田谷区祖師谷3-36-29 佐藤ビル2階 (小田急線祖師ヶ谷大蔵駅 徒歩4分)
この展示では、亜紗美さんが描く「龍の道標」をはじめとする約15点の水彩やパステルの作品が並びます。彼女は、特に「龍」のイメージに対峙し、そのエネルギーを可視化することに挑戦しています。
亜紗美のアートのルーツ
亜紗美さんは、幼少期から絵を描くことが日常の一部でした。独学で技術を磨き、創作活動を続けてきた彼女は、2024年には芸術大賞をも受賞するまでになっています。彼女の作品は、特に水彩の「にじみ」を巧みに使い、境界を無くして空気のような表現を追求しています。
「ギャラリーカフェは私を育ててくれた場所。昇り龍となって、さらなる高みを目指したい」と語る亜紗美さんの言葉には、感謝とこれからの決意が込められています。
コロナ禍を乗り越えて
ギャラリーカフェ・ジョルジュは、2020年のコロナウイルスの影響を受け多くの展示が中止される中で、アーティストたちが集い発表の場を作る「Garden George」を立ち上げ、活動を続けてきました。この挑戦を経て、コミュニティとしての役割を果たし続けてきました。
2012年にオープンして以来、音楽や料理、異文化交流など様々な表現が交錯する場として多くの支持を受けてきたジョルジュは、亜紗美の個展をもって幕を閉じることになります。
今後、彼女は「旅するGarden George」として、全国各地で自身のアートを広め続ける予定です。新たな旅立ちに期待が寄せられます。
亜紗美のプロフィール
- - 生年月日: 1983年9月28日 (神奈川県厚木市)
- - 活動開始: 2021年に初めてのミニ個展を開催し、以降多くの展示を続けています。
- - 受賞歴: 2024年9月「アートの光展inいしかわ」にて、新鋭アーティスト部門賞を受賞。彼女の独自の表現方法が高く評価されています。
この作品と彼女の物語を通じて、アートが持つ癒しの力を感じてほしいと思います。最後のインパクトを持つこの機会をぜひお見逃しなく!