朝霞発!地域活性化のロールモデル「CHIENOWA BASE」が目指す未来
埼玉県朝霞市に、地域社会の活性化に貢献する革新的な複合施設「CHIENOWA BASE」が誕生しました。2023年10月20日にオープンした同施設は、地元企業6社が出資して設立された株式会社CHIENOWAが運営しています。
「CHIENOWA BASE」設立の背景
「CHIENOWA BASE」設立の背景には、地域の子どもたちの未来への懸念がありました。出資企業の代表者らは、長年地域の子どもたちと関わる中で、ネット社会や詰め込み型教育の影響で思考力が不足している子どもが増えていると感じていました。そこで、子どもたちに「自らの力で未来を生き抜く知恵と気づき」を提供する場が必要だと考え、この施設の設立に至ったのです。
かつて「街の書店」として親しまれてきた「CHIENOWA BOOK STORE」を複合施設として再生する計画は、地域住民や金融機関からの大きな支援を受けて実現しました。特に、武蔵野銀行の理解と協力は設立の礎となりました。また、地元企業(株)リゾンをはじめとした多くの企業や地域住民の協調体制が、このプロジェクト成功の鍵となっています。
「CHIENOWA BASE」の施設概要
「CHIENOWA BASE」は、1階に物販エリア(食品、書籍、知育玩具など)、キッズスペース、クリエイターズBASE、2階にワークスペース、アートギャラリーを備えています。屋外のイベントコミュニティスペースでは、キッチンカーやコンテナ店舗などを招致する予定です。
多様なプログラムで地域を活性化
「CHIENOWA BASE」では、子ども大学、おとな大学、かぞく大学といった多様なプログラムを提供しています。子どもたちを対象としたワークショップや講義、体験会では、学校や塾では学べない幅広い知識や体験を提供し、新たな気づきや発見の機会を創出します。
大人向けのワークショップも展開し、「健康」「美容」「食」「ライフスタイル」「趣味」など、人生を豊かにする様々なテーマを扱います。これらのワークショップは、単発ではなく、体験型のプログラムを重視しています。
さらに、2階のワークスペースは企業や個人事業主への貸し出しにも活用され、「朝活」スペースとしての活用も検討されています。アートギャラリーでは、絵画や芸術品、創作物の展示販売も行われます。将来的には、カフェや軽食販売なども計画されています。
地域密着の取り組み
「CHIENOWA BASE」は、地域との連携にも力を入れています。地元飲食店と共同で開発した「ちえぱん」は、脳に良いレシチンなどの栄養素を含んだ健康的なパンとして人気を博しています。今後は「ちえ」食シリーズの展開も予定されています。
また、地域企業向けに、書籍を使ったオリジナル研修事業「BOOK to ACTION」をサブスク形式で提供し、人材育成、離職防止、採用促進に貢献しています。これは、単独企業では実現困難な人材育成を共同で行うことで、より効果的な取り組みを実現する試みです。
未来への展望
「CHIENOWA BASE」は、朝霞での「学び体験」をモデルとして、将来的にはFC展開も視野に入れています。株式会社CHIENOWAは、コンテンツ提供、ビジネスモデル特許、アライアンス提携などを進め、地域ビジネスモデルの転換や事業創出を支援していきます。この「朝霞モデル」は、地方からの地域活性化の新たな可能性を示すものとして、注目を集めています。
株式会社CHIENOWAの概要
創業・設立:2023年9月7日
業務内容:地域未来志向ひとづくり事業全般
所在地:埼玉県朝霞市本町2-4-24(本社)/埼玉県朝霞市本町2-7-27(CHIENOWA BASE)
TEL:048-450-6760
FAX:048-450-6761
メール:
[email protected]