急増する「子供ロコモ」問題と新たなトレーニングへの挑戦

子供ロコモ問題が急増中！

最近、日本の子供たちの健康に関して、特に注目されているのが「子供ロコモ」という現象です。この現象は、子供たちが家庭内で簡単に骨折したり、持続的な肩こりや腰痛を抱える状況を指します。特に運動不足が影響しているとされており、筋力や姿勢の低下が深刻な課題として浮き彫りになっています。

家庭内での怪我の増加

日本整形外科学会や小児整形の現場において、転倒やジャンプによる骨折が増加傾向にあります。調査によると、最近の全国体力テストでは、握力や持久走、反復横跳びといった基礎的な筋力テストの結果が低下しています。特にコロナ禍においては、外で遊ぶことが制限され、スマホやゲームを長時間使用する傾向が強まり、運動不足が深刻化しているとされています。

保護者からの相談が増える理由

このような状況を背景に、ジムなどで運動不足の影響による怪我を防ぐためにトレーニングを受け始める子供たちが増えています。多くの保護者が、「子どもが転びやすくなった」「姿勢が悪く集中力も続かない」といった声を寄せています。

私が代表を務める「workout base BIGTH」では、血流制限トレーニングという新しいトレーニング方法を導入しています。このトレーニングは、軽負荷・短時間で効果が期待できる方式で、専用のバンドを使用して軽い運動でも筋肉に適度な刺激を与えることができるのです。具体的には、スクワットや腕の曲げ伸ばしといったシンプルな運動を15分ほどのプログラムで行い、成長ホルモンを活性化させる効果があるとされています。

取り組みを始めたきっかけ

このプログラムを始めるきっかけは、ある小学生の保護者からの相談でした。息子が骨折した原因が筋力不足だと診断され、気軽にできる運動方法を探していたところ、血流制限トレーニングに出会いました。今では多くの子供たちがこのトレーニングに参加し、「転びにくくなった」「姿勢が良くなった」との声が寄せられています。

無料イベントの開催情報

このたび、子供たちの健康をサポートするために、特別なイベントを開催します。2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間、「ゲーム・猫背・やる気なし？夏休み明けに差がつく体チェック」をテーマにしたイベントを行います。このイベントでは、姿勢や筋力をチェックしたり、親向けのミニ講座も展開予定です。参加は完全予約制ですが、料金は無料ですので、ぜひ気軽にご参加ください。