大和ハウス工業と燈が共同開発した住宅提案AIの未来

最新のAI技術を搭載した「AIプランコンシェルジュ ver.1」が、新築戸建住宅の購入を希望する顧客のために登場しました。このサービスは、大和ハウス工業と燈株式会社が協力し、2,000以上の住宅プランを活用して、効率的に顧客に最適な提案を行うことを目的としています。

新しい住宅提案の形

大和ハウス工業は、日本の住宅市場での多様なニーズに応えるため、自由設計と規格住宅の利点を兼ね備えた「Smart Made Housing.」を展開しており、多くの人気プランを提供しています。一方、燈株式会社は、AIを駆使して様々な産業の人手不足や生産性向上に貢献するスタートアップです。両社の強みを活かし、顧客との商談中に必要な情報をリアルタイムで分析し、最適なプランを提案するのが「AIプランコンシェルジュ ver.1」です。

AIプランコンシェルジュの機能

「AIプランコンシェルジュ ver.1」は、顧客が伝える建設地の条件、要望、予算などを基に、膨大なプランから数秒で最適なものを抽出します。具体的には、営業担当者が顧客から得た情報を入力することで、AIがプランを自動的にスコアリングし、複数の選択肢を提供します。

この過程で、家族構成や部屋の広さ、外観デザインなど17項目から選択でき、顧客の希望を的確に反映するプランの選定が可能になります。また、顧客自身の自由な入力も受け付けており、よりパーソナライズされた提案が実施できます。

提案力の向上

「AIプランコンシェルジュ ver.1」は、営業担当者の提案力を大幅に向上させる役割も果たしています。従来は時間がかかっていたプランの提案が、AIの導入によりスピーディーに行えるようになり、顧客も直感的に感じたイメージと合致するプランをその場で比較できるのです。従来の商談における課題であった時間ロスを解消し、顧客の急な要望にも迅速に対応可能です。

さらに、提案プロセスの中で、営業担当者は選択肢を柔軟に変更したり、お客さまの大まかな要望に応じた簡易版から、詳細な要望に基づく高精度な提案を行う詳細版まで、三つのバージョンを使いこなすことができます。