コスモエネルギー、国内初のポジティブ・インパクト・ファイナンス実施
2026年3月31日、
コスモエネルギーホールディングス株式会社(以下、コスモエネルギー社)は、
株式会社三菱UFJ銀行との協力のもと、国内の石油元売り会社として初めてポジティブ・インパクト・ファイナンス(以下、「本ファイナンス」)を実施しました。本ファイナンスは、企業の事業活動が環境や社会、経済に与える影響を総合的に分析し、ポジティブな結果を生むための新たな融資手法です。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは?
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、
国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱した金融原則に基づいています。この融資手法は、企業がSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献をKPIとして開示し、銀行はその影響を可視化することで、資金が持続可能な活動に利用されることを促進します。
コスモエネルギー社は、これまでサステナビリティ・リンク・ローンなどのサステナブルファイナンス手法を用いてきましたが、今年度からのポジティブ・インパクト・ファイナンスの導入は、同社にとって新たな挑戦です。
経営課題とサステナビリティへの取り組み
コスモエネルギー社は、「エネルギーの安定供給と脱炭素社会の両立」を重要な経営課題と位置付け、エネルギートランジションを見据えた事業展開に努めています。本ファイナンスは、三菱UFJ銀行が構築した評価フレームワークに基づき、同社の事業内容や持続可能性に関連する重要課題を整理・特定しました。
具体的なKPI設定と目標
以下のような具体的なKPIを設定し、評価を行っています:
- - グリーン電力の提供:2030年度までに風力発電設備の容量を1,500MW超に
- - 再生可能燃料の供給:SAF供給プロセスの多角化を進め、バイオETBE供給量は24万KLを目指します
- - 従業員の育成:年間教育投資額を18万円/人以上、コア人材900人以上を目標に育成
- - 女性の採用機会の推進:女性管理職比率を10%以上、新卒女性採用比率を50%以上に
そして、従業員の健康管理や労務環境の改善にも重点を置いています。2025年度には年休取得率を90%以上に向上させ、ワークライフバランスの向上を図ります。また、環境における責任を果たすために、GHG排出量削減に対する具体的な目標も設定しています。
今後の展望
コスモエネルギー社は、今後もサステナブルファイナンスを活用し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けた活動を続けていく所存です。国連の目標達成への積極的な貢献を進めることで、社会的な信頼を築き上げ、企業としての成長を図っていく方針です。
このポジティブ・インパクト・ファイナンスの取り組みは、単に利益追求だけでなく、地域社会や環境に配慮した持続可能な経営への一歩となることが期待されています。今後もコスモエネルギー社の取り組みに注目が集まります。