株式会社千修が戦略デザインラボを設立
創業89年を迎えた株式会社千修(以下、SENSHU)は、戦略デザインラボを新たに開設したことを発表しました。本社は東京都千代田区に位置し、代表取締役社長は下谷友康です。この新たなラボは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために設立され、同時にザ・サン・ストラテジック・ソリューションズ(THE SSS)との業務提携も行い、最新のデジタル技術を取り入れたサービスを提供します。
開設の背景
新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が事業の維持のために急速なデジタル化を求められています。After/With コロナの時代に対応する「新しい体験」の確立は急務です。SENSHUはフィジカルマーケティングにおける豊富な知見を持ち、THE SSSはDX推進の専門家として両者の強みを生かし、新たな価値を創造することに一致した考えを持っています。デジタルとリアルを融合させた「デジタル×フィジカルコミュニケーション」を実現するべく、両社は協力していきます。
提供サービスの第一弾
新たに展開するサービスとして、AI音声認識技術を使用したAIボイスレコーダーソリューション「RECORiS」の導入支援を行います。このプロジェクトでは、北大発のベンチャー企業ティ・アイ・エル株式会社(TIL)がパートナーとして参加します。RECORiSは、サービス現場でのコミュニケーション全体をテキスト化し、トラブルの予防や対応に役立てられます。
具体的には、AIが事前に設定された禁止語を感知すると、オペレーションセンターへ自動で通報する仕組みが搭載されており、コミュニケーションミスやトラブルを未然に防ぎます。また、テキスト化されたデータは容易に検索可能で、事故対応の際のエビデンスとしても利用できます。さらには、音声データはサービスの品質向上やマーケティング活動にも活用されることが期待されています。
トラブル対応からのパフォーマンス向上
これまで現場のノウハウは人に依存していましたが、データ化することでサービスのパフォーマンス向上が可能になります。現場の声を見える化し、質の高い運営マニュアルやサービスガイドラインの作成が進むでしょう。また、ビデオ会談の要約生成機能も追加し、さらなる機能拡張が見込まれています。
今後の展望
戦略デザインラボは、フィジカル、デジタルプロモーション、デジタルテクノロジーなどの分野で専門性を持つ人材を集結させたプロジェクトチームです。顧客体験の向上を目指し、各分野の知見を共有しながら、包括的なマーケティング戦略からデジタルソリューションの開発、メディアビジネスデザインに至るまで、統合的な支援を実現します。生活者の利便性を向上させ、クライアントのビジネストランスフォーメーションに寄与していく方針です。
会社情報
株式会社千修
- - 所在地:東京都千代田区九段北4丁目2番4号
- - 設立:1931年11月3日
- - 事業内容:マーケティング、広告宣伝、販売促進等
- - 資本金:9000万円
- - URL:千修公式サイト
ザ・サン・ストラテジック・ソリューションズ株式会社
- - 所在地:東京都千代田区九段北1丁目12番4号
- - 設立:2014年4月
- - 事業内容:DX支援、デジタルマーケティング
- - URL:THE SSS公式サイト
ティ・アイ・エル株式会社
- - 所在地:東京都千代田区九段北1丁目12番4号
- - 設立:2017年10月
- - 事業内容:IoT及びAIテクノロジーソリューションの開発
- - URL:TIL公式サイト