新型ルームダンパ登場
2022-12-06 15:07:55

新しい空気制御技術「ルームダンパRDP-10」がクリーンルームに革命をもたらす

世界初の壁面設置型室間差圧制御ダンパ



岡谷精立工業が開発した「ルームダンパRDP-10」は、クリーンルーム、加工食品工場、医薬品工場など、衛生が重要視される空間での空気清浄度を維持管理するための画期的な製品です。特にコロナ禍以降、適切な換気と衛生管理が求められる中、この製品はそのニーズに応える形で誕生しました。

多機能設計で簡単導入



「ルームダンパRDP-10」は、モータ、圧力センサ、コントローラ、表示器を一体に搭載しています。これにより、給排気装置があれば1台で室間差圧の維持管理が実現可能です。また、設置においては、大掛かりなダクト工事は不要で、重要な部屋に必要な給気(排気)装置を設置し、ルームダンパを壁に取り付けるだけで済みます。これにより、工事の手間やコストを大幅に削減できます。

簡単な操作と設定



1Paごとの差圧設定が可能で、リモコンで必要な圧力を簡単に調整できます。これによって、調整にかかる工数が大幅に削減されるのも大きな魅力です。さらに、ダンパには差圧計も搭載されており、単体で室間差圧を監視できます。RS485通信機能を使えば、集中監視も行えます。

安定した空調制御



ルームダンパは、能動的に差圧を制御しているため、ドアの開閉など急な風量変化にもハンチングを起こさず、安定した制御が可能です。そして、低風量での差圧制御を実現することで、最適な給排気装置を選定することができ、サイズダウンや工事コストのダウンにも寄与します。

実用シーン



  • - クリーンルーム及びその周辺:クリーンルーム周辺の前室などの差圧制御が容易になります。前室に給気を追加し、廊下との間にルームダンパを設置するだけで、簡単に差圧制御が実現できます。

  • - 食品工場:最も清潔な区域に給気設備を追加し、各区域へのルームダンパを介した給気で、簡単に衛生環境を維持することができます。食品の危害要因への対応や、アレルゲン混入防止にも役立ちます。

  • - 病院・薬局:病室との差圧を保つために、給気を行いルームダンパを取り付けることで、適切な室間差圧の管理ができます。また、パンデミックの際に求められる陰陽圧切り替えにも対応しています。

製品仕様


  • - 圧力検出範囲:-100Pa~+100Pa
  • - 許容過圧:10kPa
  • - 電源電圧:AC100V±10%
  • - 設置環境:壁厚40~80mm

詳しい製品情報や展示会については、岡谷精立工業の公式ウェブサイトをご確認ください。特に、12月7日から9日まで幕張メッセで開催される「第3回フードテックジャパン」で、実機の展示が行われます。興味のある方はぜひ足をお運びください。

会社情報

会社名
岡谷精立工業株式会社
住所
東京都足立区千住緑町1-18-1
電話番号

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。