岸本佐知子の新作
2025-01-29 11:24:17

岸本佐知子の新作エッセイ集『死ぬまでに行きたい海』が登場!

新刊エッセイ集『死ぬまでに行きたい海』とは



岸本佐知子さんのエッセイ集『死ぬまでに行きたい海』が、2025年1月29日に新潮文庫から発売されます。これまで数多くの文学作品を翻訳してきた岸本さんですが、エッセイにも定評があります。新作では、思い出の場所や訪れたいスポットについて、彼女の独特な視点で語られています。

このエッセイ集は、雑誌「MONKEY」で連載されていた人気エッセイをまとめたもので、著者が自らスケッチ代わりに撮影した写真と共に、行き先の印象や記憶を綴っています。「申し訳ないほど出不精」と自称する氏ですが、その旅の記録には、日常的な印象や感情が色濃く反映されています。

記憶の旅



本書に登場する場所は、著者にとっての思い出の舞台であったり、長年の夢であったりします。青と白の境界を見つめた富士山や、鋸南で迎えた夏の終わり。赤坂のバブルの夜、そして父の故郷である丹波篠山など、様々な風景が語られます。

岸本さんは、「この世に生きたすべての人の言語化も記録もされない、ほんの些細な記憶について思いを巡らせることが、私には苦しい」と語っています。たとえ忘れ去られたような小さな出来事も、人々の心と宇宙のどこかで繋がっているのではないかと、彼女は考えています。

エッセイの魅力



『死ぬまでに行きたい海』は、日常的な風景の中に埋もれた思い出や出会いを生き生きと描き出す作品です。たとえば、バリ島でのショッキングな体験や幼なじみとの奇妙な再会、出不精な著者が見つけた新たな懐かしさや風景に触れることで、私たちもまた自身の記憶を呼び起こされることでしょう。

本作は、岸本さん自身の旅の記録を通じて、私たちの心を揺さぶる力を持っています。彼女が語る姿とその背後にある情熱に引き込まれること間違いなしです。

写真と共に



著者が撮った写真も本書の大きな魅力です。言葉と同じように、ビジュアルによる記憶の再現に貴重な役割を果たしています。風景や瞬間を捉えたその写真は、読者にさらなる感情を提供します。

まとめ



岸本佐知子氏の新作エッセイ集『死ぬまでに行きたい海』は、思い出を巡る旅を通じて私たちに深い思索を促す一冊です。翻訳家としての彼女の素晴らしさはもちろん、エッセイストとしての魅力も詰まっています。著者の独特な視点から描かれる世界をぜひ味わってみてください。心に残る思い出がきっと甦ることでしょう。新潮文庫からの発売をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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